/犬の健康管理・病気・去勢・避妊

『プレイズタッチ』のルーティン その2(4ページ目)

第1回目の「プレイズタッチ」の記事では、“大好き!”のルーティンをご紹介しましたが、今回は“おはよう”のルーティンです。気分も体もリフレッシュ!朝の挨拶をするように、一日の始まりにお勧めのタッチです。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド

レインドロップ(数秒)

軽くピアノを弾くようなつもりで、3本の指先でタッチ
このタッチは山田さんがタスマニアの森の中で、大自然を感じながら雨にうたれた経験から生まれたもの。ピュアな雨が降り注ぐようなイメージで、3本の指先を軽やかに動かしながらタッチ。指が平らになり、関節をあてないように注意。これを頭部に施すことで、プロプリオセプションを意識させることができる。リラックス感がありながら、目覚めを呼ぶタッチでもある。

背中のラインにレインドロップ(首の後ろから腰の方に向けて1回)

レインドロップを背中のラインに沿って
頭部へのレインドロップを、そのまま背中のラインに沿って尻尾の付け根まで施す。この時、背骨の突起にはあたらないように注意を。このタッチによって、神経の束があつまったとても大切な場所である背中のラインの細胞を刺激し、気づきを与える。

背骨の突起にはあたらないように注意
シニア犬になると背中が丸くなったり、背中がつまって見える(ローチトバック)ようになったりするもの。日頃忘れている部分にタッチすることで、リラックス効果を感じながら、背中のラインに意識を与えることができる。

スノーフレーク(片側につき肩からお尻の方に向かって1回ずつ)

腕の力を抜いて、粉雪を掃うようにサッサッサッと
まず、自分の肩から手先にかけての力を抜き、指の腹全体を使って、被毛についた粉雪を掃うようなイメージで左右に動かす。毛の先端に触れるぐらいの感じで。

力が入り過ぎないように
力が入り過ぎると摩擦をかけているような感じになってしまうので注意。

背骨や筋肉のついていない場所は避ける
背骨や筋肉のついていない場所は刺激が強くなるのでタッチは避ける。

肩からお尻の方へ向かって
これを、肩からお尻の方に向かって、続けていく。タッチするのは犬の体の側面のみ。指先は、下を向いていても上を向いていてもどちらでもOK。片側をやり終えたら、反対側も同じようにタッチする。このスノーフレークには、体液の循環を促し、体に気づきを与える効果がある。

最後のタッチは、次のページへ。
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます