ストローク
『
プレイズタッチ』第1回目の記事でご紹介した“
大好き!”のルーティンにある「全身のストローク」と、この“
おはよう!”の「ストローク」とは、手の形がちょっと違うことに注目。手に少し膨らみをもたせ、指を適度に開いた感じに。
指先で軽く被毛を梳くような感じで、頭部から尻尾の先へ向かって手を滑らせていく。
腰から尻尾の先へ向かって滑らかに。このストロークは、これからタッチを始めるよという合図にもなるもの。“おはよう”という気持ちも込めて。
尻尾の先端まで意識をもって、スッと手を滑らせていく。
次に、肩から前肢の先に向けて、同じようにストローク。足先に触られることを嫌がる子の場合は、手の甲で撫でてもOK。
この写真では、モデル犬であるCha-Chaちゃんは伏せているが、犬が立った姿勢の時には特に、指先を地面につけるようなつもりで。
肢の先端まで、意識をもってスッと手を滑らせる。片側が終わったら、反対側も同じようにストローク。
前肢が終わったら、今度は肩から腰、そして後肢の先端へ手を滑らせていく。
後肢も同じように、先端まで意識をもって。片側が終わったら、反対側にも同様のストロークを。
最後にもう一度、頭部から尻尾の先まで。このストロークは、毎日犬の体に触れることで些細な変化にも気づけるようになり、パルペーション(触診)の代わりにもなるとても意味のあるもの。
次は、「交差ストローク」へ。