自分の世界を持っている犬 野上先生と愛犬のドーンくん イケてる親父が飼う犬種シリーズ、第1回はグレート・デンです。グレート・デンはドイツの国犬で、もとはイノシシ猟に使われていた狩猟犬。イノシシに立ち向かっていくぐらいだから、さぞや勇敢で強い性格なのかと思いきや、意外にも気が小さく心やさしい一面もあるようです。 頭がよくて正義感の強い優れた番犬といわれるグレート・デンの毛色は、ベージュ系のブリンドル・フォーンの他にブルー、ブラック、そして牛柄(白黒)のハールクインの4種。この毛色によっても気質や性格に微妙な違いがあるそうです。 今回お訪ねした飼い主さんは、大田区で整体のお仕事をされている野上博さん。診療所も兼ねたご自宅におじゃますると、グレート・デンのドーンくん(♂3歳3ヶ月)と1歳になるピットブルのロックくんが歓迎してくれました。 「犬を飼いたいと言い出したのは長女のあづみなんですが、飼うなら絶対グレート・デンと言い張ったのは僕。18歳ぐらいのときにはじめてグレート・デンを見て、いつか犬を飼うことがあったらこの犬種にするぞ!と心に決めてましたので」(野上さん) 弟分のロックも超飼いにくい犬種として有名なピットブル! まさに筋金入りのグレート・デン愛好家ということですね。ところでドーンくんの毛色は4種あるうちのブルー。一般的にブルーとブラックは落ち着きがなくてやんちゃ、フォーンは大人しくて堂々とした性格と言われているそうです。 「飼うなら少しやんちゃなぐらいの方が面白い。いつまでも飼い主の遊び相手になってくれるしね。お年を召した方なら悠然としたフォーンの方がいいと思うけど、フォーンは3歳を過ぎると人間はおろか犬さえも相手にしなくなっちゃいますから。自分の世界に入っちゃう。そういう意味では、グレートデンは自分の世界を持っている犬種といえますね」(野上さん) ドーンくんとロックくんの絡みは、かなりダイナミック! ドーンくんは散歩のときもまわりの様子なんか全然気にせず、自分の決められたコースを悠々と前進していくのだとか。庭の中から吠えている犬(こっちに出てこれない状態)には少しばかり吠え返してはみるものの、基本的には知らん顔なのだそうです。ホント、犬は見かけによらぬものということですね~。 -->>もっとグレート・デンのことを知りたい人へ123次のページへ