つくった当人が持つ“癒し効果”白金台で開かれたリラ・デイビーさんのセミナー東京の白金台。庭園美術館の奥にあるホールで開かれたマスターズフラワーエッセンスジャパンのワークショップを見学してきました。当日は「マスターズフラワーエッセンス」の創始者であるリラ・デイビーさんによる「ペットの1DAYセミナー」とのことで、犬への使い方がくわしく聞けるかなと思ったわけです。フラワーエッセンスと一口に言ってもいろいろあって、一般的に知られているのはイギリスのバッチ博士の植物の朝露から取った波動を使うという花療法「バッチフラワーレメディ」ですが、リラさんの方はすこし違って、太陽とミネラルウォーターと植物(おもに果物と野菜)の恵みをエネルギーに変えて使うというもので、レメディではなく「エッセンス」という言葉で表現されていました。天使の美声のリラ・デイビーさんリラさんにお会いしてまず感じたのは、彼女自身がとても穏やかで魅力的、そしてなによりも動物好きの人だということです。子ども時代、身体の弱かったリラさんは犬は飼えませんでしたが、猫や熱帯魚に囲まれて暮らし、成人してからは山羊の面倒をみるという仕事をされていたそうです。山羊たちと寝食をともにし、歌を歌って聞かせるうち、動物の細やかな感情や意識の動きなどを知るようになったとのことで、彼女はそんな気持ちをアカペラで歌われたりしました。それがほんとに心地よい美声、まるで賛美歌を聴いているようなピュアな歌声で、出席者たちは誰もがウットリ! 彼女のクリアボイスは、それ自体が癒し効果のようなもので、すっかり聞き惚れてしまいました。犬は人間よりも「地球に近い存在」フラワーエッセンスのストックボトルリラさんによれば、フラワーエッセンスのエネルギーは「サトウィック(Satowic)」というポジティブな面だけで成り立っているエネルギーなのですが、それはどちらかと言えば人間よりも動物たちのエネルギーに近いもので、かれらはそれを「これは自分たちの言葉だ」と理解するそうです。だから、動物たちにはより強くフラワーエッセンスに反応するというわけですね。 翻訳書の出版が予定されている彼女によれば「動物の尻尾は脊柱の延長で、それがある分、人間よりも地球に近い存在」なのだとか。なかなかおもしろい表現ですよね。また彼女は動物について、「完ぺきに瞬間瞬間を生きる」もので、「かれらは将来の計画や過去のことを考えたりせず、基本的にサバイバルと繁殖という2つの本能のもとに生きている」とも言われていました。つまり、そうした生き物だからこそ、ポジティブであり続けなければならず、それがかれらの本来の在り方なのだということですね。リラさんのお話で印象的だったのは、てんかん持ちの飼い主が発作を起こすことを事前に予知して、飼い主を助けようとする犬のエピソード。その犬は、発作によって倒れるであろう飼い主の前に出て、身体を支えようとするのだそうです。その飼い主は、そんな愛犬の姿を見て、事前に発作の危険を察知し、座って呼吸を整えるようになったとか。犬には、飼い主の発作を事前にキャッチするシックスセンスがあるという例だと思いますが、こうした動物の持つ特殊な能力はやはり「サトウィック」というポジティブ・エネルギーのなせるものということでしょう。ポジティブ・エネルギーをよりよい形で伸ばすペットへの使い方の手引きしかしながら現実はどうか? いまわたしたちの愛犬が置かれている環境は、はたしてかれらのポジティブ・エネルギーをよりよい形で伸ばしてやれるようなものでしょうか? ハッキリ言って、わたし自身も自信がありません。生まれる前のブリーディングの環境から、ペットショップまでの流通の在り方、ショップでの飼育環境、そして飼い主の飼い方や食事管理のどれを取っても、人間のネガティブな面が反映されていないものはなく、犬たちのエネルギーはひたすら弱められているような気がしてなりません。リラさんは、そんなかれらの本来のポジティブな素質・性質を取り戻し、伸ばしてやるひとつの働きかけとしてフラワーエッセンスのよさを訴えられていました。わたしが得たにわか知識では、フラワーエッセンスの持つ本当のエネルギーについてとてもうまく書けませんが、彼女が言う「失われつつある犬のポジティブ・エネルギー」については、とても納得。うちのアッシュ&ハービーたちのネガティブ面を考えてみても、そうした面がなければどれだけ楽でストレスのない生活だろうと思い当たるところもあり、もしフラワーエッセンスで少しでもそれが和らげられるのなら、試してみるのもいいのかなと思ってしまいました。それはかれらを精神的・肉体的に健康にするためのベースであるような気もします。-->>日本の犬たちにもっとも大切なエッセンスをご紹介しましょう!12次のページへ