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筒井紀博さんの犬と住む家

気鋭の建築家・筒井紀博さんが中野に建てた犬と住む家を見せていただきました。2頭のラブラドール親子とご夫婦が暮らされるこの家は、犬と人とがそれぞれの快適さを共有しながら暮らせる工夫がいっぱい!

執筆者:坂本 光里

環境抜群、ラブラドールと暮らす家

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テラスで遊ぶサンディー&バランタン

気鋭の建築家・筒井紀博さんが中野区松が丘に建てた犬と住む家「KI espace」を見せていただく機会がありました。建て主さんは会社員のご主人と奥様。ここはこのご夫婦に、サンディー(4.5歳 母犬)とバランタン(1.5歳 息子)という2頭のラブラドールレトリバーを加えた4人家族のための家ということです。

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白と黒の組み合わせはサンディー&バランタンの毛色を意識した?

立地としてはすぐ隣が江古田公園、近くには哲学堂公園もあって犬と暮らすには最適ともいえる環境です。広い庭はありませんが、階段を降りて外に出れば目の前が公園ですから、運動不足でストレスが溜まることもなさそうです。さっそく中を拝見しましょう!

犬と人とがそれぞれの快適さを共有

1階は窓が少なくやや閉ざされた感じ。それもそのはず、こちらはご主人の個人的な趣味のための和室で、犬たちは御法度の場所。畳の傷みを考えたら大型犬の出入り禁止は当然ですよね。
「基本的にリビングとテラス、そして外回りが犬OKのエリアと考えています。寝室やクローゼットは、抜け毛のこともありますので侵入不可ということにしました」とご主人。

いかに犬と住む家といっても、ラブラドールのような大型犬ともなると、どこでもOKというわけにはいきません。そのあたりは、建築家の筒井さんとよく相談されたうえで、犬たちの動線を考えながら設計を進めていったとか。なかでも和室だけは玄関も別、生活空間とも引き戸で区切られた聖域になっていました。

秘密の宿に来たような気分になれるジャグジーバス 1階にあるもう一方の家族用通用口は道場の裏にあり、ここはそのままバスルームと繋がっています。バスルームは裏庭に向けて大きく開いていて、全面がガラス張り。とっても開放的なお風呂です。しかも日本ではあまりお目にかからない床に埋め込み式の円形ジャグジーバス。ご夫婦はゆったりとバスタイムを楽しむスローライフの実践者ということでしょう。

バスルームのすぐ外には小さなプールがあります。こちらは言うまでもなく、サンディーとバランタンのためのものかな?

犬たち専用のタイルのプール、夏が待ち遠しい 「ラブラドールは水遊びが大好きなので、足洗い場も兼ねてプールをつくってもらいました。この家は、犬たちが周囲をグルリと走れるようになっていて、暑い夏場にはそこを走りまわったあと水場に飛び込むことができます」(ご主人)
水が大好きなラブラドールにはこたえられない設備でしょう!


続いて2Fをご案内しましょう

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