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ダックスの大隆盛にビックリ!(2ページ目)

神奈川インターナショナルドッグショーに行ってきました。かつては犬のプロと一部のマニアックな人たちの展覧会という趣だったドッグショーが大きく変わろうとしているのを実感しました。

執筆者:坂本 光里

もうひとつ変わったのは、エントリーしている犬種ごとの数。
わたしがショーにエントリーしていた頃、絶大な人気を誇ったのはゴールデンやハスキーといった大型犬でしたが、犬は世につれ世は犬につれと申しましょうか、小型の人気犬種の出陳数が上位を占めてきたのは当然のことかもしれません。かつては単独展さえ組まれたハスキー犬などは寂しい限り。犬の世界の栄枯盛衰も、ドッグショーにはしっかり反映されるということですね。

★スタンバイ状態のワイヤーフォックステリア

今回のドッグショーは1119頭のエントリー数でした。
そのうちダックスフンドは一犬種だけで10にグループ分けされているうちの1グループ(4G)を構成しているほどエントリー数が多い犬種。その構成を見てみますと、ロングヘアード・ミニチュアが102頭とダントツで、次がスムース・ミニチュア、ロングヘアード・カーニヘン、ワイアーヘアード・ミニチュアそしてロングヘアード・スタンダードと続き、ダックスの総数は174頭、今回のショーの15.5%にあたる数でした。
次に多かったのが、CMで一躍ブームになったチワワで、ロングとスムースを合わせると61頭。続いてトイ・プードル、パピヨン、コーギー(ペンブローク)、ラブラドール、ゴールデン、ヨーキーの順でした。

★ベルギーのガードドッグ、ベルジアンシェパード(タービュレン)

さらに言えばハンドラーも少しずつではありますが様変わりしているようです。
かつてはプロのハンドラーに犬をあずけてショーイングしてもらうのが一般的でしたが、最近では自分でトリミングをして自分の愛犬をハンドリングするという流れが出てきました。飼い主がJKCの会員で、その会員名義の登録犬であればドックショーは誰でも参加することができますし、参加するために、トリミングやハンドリングの教室も増えてきています。わたしの友だちの中にも、プロハンドラーに教わって自分でショーイングする人がたくさん出てきました。もちろん素人ですから、なかなかプロのようにはいきませんが、プロといっても最初はみんな初心者だったわけで、長くやっていけばどんどんうまくなっていくはず。先が楽しみです。またJKC主催でオーナーハンドラーのための講習会も随時開催されていますので気軽に参加してみてもいいかも。

★愛嬌のある表情はアラスカンマラミュート
考えてみれば、欧米のドッグショーの多くはこの形ですよね。アメリカ映画『ドッグショウ』を見ても、主人公たちはみんなオーナーハンドラーでしたし、わたしがヨーロッパで見たショーでもほとんどの人が自分の愛犬をハンドリングしていましたもの。そして観客はほとんどが一般の愛犬家たち。それが本来の形かもしれません。今回のショー会場では、そんなことを思いました。

来月はアジア地域における最大規模のドッグショー「2003年アジアインターナショナルドッグショー」(4月5、6日)が、東京ビッグサイトにおいて開催されますので、是非一度足を運ばれていえはいかがですか?

ドッグショーに関するサイト集
(社)ジャパンケネルクラブ
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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