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よいブリーダーはどこにいる?

子犬を買うとき、ブリーダーを直接訪ねてみたいけれどどうすればいいの? そんな飼い主の声に応えるサイトが登場!身元の正しいブリーダーと飼い主を結ぶ出会い系サイトがメインキャストです。

執筆者:坂本 光里

ブリーダーと飼い主を結ぶ「出会い系」サイトが登場!



メインキャストは、株式会社コピター・ジャパンの新規事業として発足しました。立ち上げたのは、同社の上野洋一郎さんです。
「犬の流通機構については、ずっと疑問を持っていたんです。たとえばいまは ブリーダーと一口に言っても、本当に姿勢のまっすぐなブリーダーからパピーミル的な繁殖工場までがいっしょくたになっているのが現状なんですね。 そして、ペットショップでは、競り市などで4万円で手に入れた子犬が20万円ぐらいになって売られている。これって、ブリーダーにとっても飼い主にとっても不合理なわけですよね。そこで、どうにかしてこの不合理をなくせないかと考えたのが、このネット上の出会いの場なんです」(上野さん)

ここで飼い主が子犬の出産情報を見て、じっさいにブリーダーの犬舎を 訪ねていって、衛生状態や母犬を見たり、ブリーダーの仕事に対する ポリシーを聞いて、譲り受けるかどうかを決める。
ブリーダーの方も、その人がきっちり飼ってくれそうか、アパートなのに大型犬を飼おうとしてないか、子どもが小さいのにこの犬種を飼えるのかというようなところをチェックした上で、お互いが納得ずくで子犬の受け渡しをするということになるわけです。
たしかにいいシステムですが、問題はそこに登録されているブリーダーたちは 本当に真面目で姿勢のまっすぐなブリーダーたちかということでしょう。

上野さんはスタッフたちと、関東を中心に一軒一軒自分たちの足でブリーダーの犬舎を訪問し、ネットで紹介してもよいような姿勢と実績を持った人たちをピックアップしていったそうです。その選別の基準とは----?
「まず動物愛護法にもとづいて届け出をしている方。生体取扱業を届け出て いる方ですね。それから、あくまで自己判断ということですが、環境衛生や、 遺伝的疾患の問題、繁殖の問題をしっかりと把握して理解された上でやって いるかどうか、うちのスタッフや飼い主さんが犬舎が見学に行けるかどうか。これらをすべてクリアしてくれた人たちを登録しているわけです」
登録されているブリーダーは511名(2000年3月3日現在)。
またメインキャストのサイトには、ブリーダー紹介ページが設けられています。ここには、ブリーダーたちのポリシーをはじめ、衛生面についての考え方、遺伝的な問題と健康についての考え方などのほか、新しく飼い主になる人に向けてのコメントが、犬舎などの写真付きで掲載されています。 まだ紹介されているブリーダーの数は少ないですが、これから増えていくそうです。

ちなみに、よいブリーダーの条件で一般的にいわれていることは、

◆1犬種(から最高3犬種)を継続して繁殖してきた実績がある
◆生後7週齢以内に渡そうとしない
(渡すのは1回目のワクチンを打ってから)
◆飼い主に対して、飼い方の注文をつける
◆母犬や兄弟犬をこころよく見せてくれる
◆犬舎を清潔に保ち、手をかけて育てている
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