離婚/離婚を決意する前に

夫婦喧嘩はしたほうがいいのか?(2ページ目)

夫婦が絆を築いていくためにしたほうがいいこととは、ぶつかるべきところでしっかりぶつかり合うこと。節度ある夫婦喧嘩は大事なのです!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

夫婦力アップのためにも節度ある夫婦喧嘩ならしたほうがいい

小言
だからさ、そうじゃなくて、いつも言ってるじゃん。何でわかってくれないのよ。大体さぁ~この間も―
夫婦関係について悩む両極端の2タイプの前者のタイプは夫婦喧嘩を好みません。できれば、当たり障りなく物事をおさめるに越したことはないと思っているのでぶつかっていこうとしない。しかしその結果不満は募る一方となり最終的には我慢の限界がきてしまう。一方後者はガンガンパートナーにぶつかっていきます。ぶつかること自体はいいことなのですが、闇雲にぶつかっていくのですっかり逆効果。何事もバランスが大事なのです。

さて本題ですが―夫婦喧嘩はしたほうがいいのか?私は節度ある夫婦喧嘩であればしたほうがいいと思います。別に「喧嘩」である必要はないのですが、とにかくぶつからなくては夫婦間にある問題の壁を打ち破ることはできないのです。

少し壁を叩いてみて、「あっ、ダメだ。無理なんだな」とあきらめて、この壁は打ち破れないと背を向けてしまっては、ますますすれ違っていくばかりで、夫婦の絆を築いていくことはできません。とにかくぶつかってみなければ、お互いの成長、夫婦の成長はないのです。

夫婦関係をよくするための前向きな喧嘩だと思って

ですから、前者の不満を溜めこむタイプにあてはまるかたは、これまで2度言ってダメだからとあきらめてしまっていたのを、3度めはとことんパートナーにぶつかってみるのです。「今日はとことん話し合うわよっ」と喧嘩に発展してもいいという覚悟を決めて真剣勝負で臨むのです。そうすれば例え喧嘩になったとしても「今までついついスルーしてきたけど、そんなに嫌だったんなら改善するか」などとパートナーに気持ちが伝わります。

そして後者の夫婦喧嘩のやりすぎのタイプのかたは、口煩いのもほどほどに、不満ばかり延々訴えるのは止めにしてパートナーのよいところを10 褒めたら1ここは直してねとソフトに伝えてみると効果大です。10褒めてからではないと不満を訴えてはいけないというルールを自分に課すのです。するとパートナーは「自分のことを全否定しているわけではなく、認めてくれてはいるけれど、1つここだけは直して欲しいんだな」と一時は喧嘩になったとしても後で冷静になったとき受け入れ易くなります。

というわけで、どちらのタイプもこれまでとは違う変化球を投げ込み、ぜひとも節度ある夫婦喧嘩をして新たな絆を築いていって欲しいと思います。

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