心も身体もぼろぼろになる離婚劇
この結婚によって弁護士さんにお世話になるとは― |
その後すぐに保護命令発令による接近禁止命令が出されたものの、T美さんは足音・物音にいつも怯え、食が細り離婚問題を抱える前まで49キロだった体重がこの泥沼のような3年間で38キロにまで落ちてしまいました。しかし、ようやく、財産分与なし、慰謝料300万円で決着しました。
離婚成立でも終わらないDV被害者の憂鬱
離婚成立時、自分の貯金は遂に底をつき、離婚成立後、心機一転するためにまた引越し。早く仕事を始めないと残った慰謝料までなくなってしまうと、派遣で働き始めたT実さん。離婚が成立しても、また元夫がいきなり現れるのではないかと、動悸が治まらず心療内科に通い続けています。DV被害者は離婚成立ですべて終わりというわけにはいかず、トラウマを引きずり、ニュースで男女間トラブルの事件を聞く度に、明日は我が身か?と、元夫であるDV加害者に怯え続けてしまうのです―。T美さんが心の平穏を取り戻せるのは、いつになるのでしょうか。
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