離婚/子どもの問題

離婚した親が子どもについて気をつけること(2ページ目)

離婚して子どもを引き取って育てることになったら、ひとり親という家庭環境における子育てや子どもとの関係において、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか?

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

「愛されている自信」を子どもに与えて

母娘
明日は遊園地だぁ。うれしくて眠れないよぉ!
どんなに時間がなくても、子どもの目を見て会話をし、子どもの気持ちを知り、受け止め、見守っていく―。向き合える時間が少なくたって、あなたのことはいつも思っている、心から愛しているということを、子どもに伝えていくことが大切です。

■ひとり親が子どもについて気をつけることは? 〈後編〉

  • 上の子どもに家事や下の子どもの世話を全て任せない
    どんなに忙しくても上の子どもに全面的に自分の代わりをさせてはいけません。そのために、勉強したり友達と遊ぶ時間がなくなったりすると次第にストレスをためこみキレたり荒れる原因になることもあります。どうしても仕方のない状況で子どもに負担をかけ過ぎたときは、「本当にありがとう。助かったよ。あなたがいてくれて本当によかった」と、子どもの「こんなにがんばったんだよ」という気持ちをしかと受け止めてあげれば、それが自信にもなっていくでしょう。

  • 子どもとしっかり向き合う時間を1日1回は持つ
    子どもは親が見守ってくれているか常に確認をし安心を得ます。毎日のスキンシップや会話を必ず心がけましょう。

  • 仕事と子育ての時間のバランスを常に考える
    仕事が忙しく子どもとの時間がとれていなかったと感じたら、休日思い切り子どもと遊ぶ時間をとり埋め合わせをする。

  • 仕事と子育て以外の世界を持つ
    どちらも根をつめればストレスが溜まります。この2つ以外での自分の居場所をつくり、たまには息抜きしそこからの解放感を味わうことは大事です。
  • 子どもは親が離婚をした事実そのものやひとり親家庭の子どもとなったことなどから、大なり小なり不安な気持ちを抱えています。子どもの自信を回復し、また不安を取り去り、親も子どもも幸せに暮らせるように、親自身が日々を楽しみ子どもと共に笑顔でいることが大切なのです!

    【関連リンク】
    ひとり親家庭の親はなぜワーキングプアか?
    離婚家庭への偏見・差別はある?
    離婚して幸せになるための生活心得

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