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1人で悩まない!妻のためのモラハラ夫対策(2ページ目)

モラ夫とは妻に精神的嫌がらせをする夫のこと。身体的暴力が伴わないことから、苦しみ続けてしまうということにも。モラ夫対策としての妻の心構え、教えます。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

モラ夫対策は、妻が夫の立場になってみることから

否定的発言
くだらねぇ趣味に俺の金を使うな―
モラ夫といえども、やはり一家の大黒柱。家族のために働いてくれている。よいところもあるのです。それなら、まずは100歩譲って、「どうして夫はあんな態度をとらずにはいられないのかな?」と、夫の立場になって考えてみましょう。どこかに何らかの原因があるはずです。

例えば、会社で上司と部下の板ばさみになっている状態が続き、イライラしている。もういっそのこと、こんな会社辞めてやる!と、辞表をバンと出してしまえたら、どんなにかいいだろう?と、ここまで思い詰める日もある。でも妻がいれば、そういうわけにもいかない……。

こんなとき、「おかえりー! 今日、○○の奥さんとレストランにランチに行ったんだけど、すっごくおいしかったのよ。今度の休み、行ってみない?」と、妻。夫は深いため息。このため息の理由は? 『妻はどこまでお気楽なんだ。俺がこんなに会社のことで悩んでいるのに―』。妻がまだ楽しい話を続けようものなら、いきなりキレたり、妻が何を話しかけても無視して黙り込んでしまう……と、想像できませんか?

マイナスエネルギーを交換するよりプラスエネルギーを!

夫なりに抱えているストレスがあって、ついつい妻へモラ・ハラすることをはけ口としてしまう。この夫の気持ちが理解できれば、また少しモラ夫の見方も変わってくるでしょう。妻は、夫がモラ夫状態に入ったら、いちいちまともに受け取らないことです。

「あら、何か仕事でストレス抱えているのね。私にしか当たるところがないのだから、受け止めてあげましょう」という心構えで「わかったわ」と素直な態度で対処しつつ、流してしまうのです。もともと夫は何らかの苛立ちを抱えているから、モラ夫スイッチが入ってしまうのです。もし、そこで妻が逆らおうものなら、さらに収拾がつかなくなるだけですから、そっとしておいた方がよいのです。

そして「あら、さすがあなたの言う通りだわ。ごめんなさいね」と言いつつ、夫を褒めながら上手に別の話題へすり替えていくのです。こうして妻が表面上は夫を立てうまく操りながら、明るく元気にしているとよいのです。夫を「会社でキツイことがあっても、家に帰ると癒やされるなぁ。気分を変えてまたがんばってみるか!」という気にさせられたら、お見事!拍手ものです。

真に受けてふたりでマイナスエネルギーを交換しあうより、妻のプラスエネルギーでモラ夫を変えてしまいましょう!

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