離婚が泥沼であるほど「スッキリ!」が本音
今の気持ちは晴れ気分!
これはですね、私自身の経験、そして私の離婚カウンセリングを経て離婚を成立させた多数の方々の例から、ただ1つ言える真実があります。それは、離婚問題が生じてから離婚成立までの日々が長く、しかも泥沼であればあるほど、離婚が成立したときの喜び・安堵・スッキリ・幸せ感は大きいということです。
つまり、その結婚生活にはもう何の未練もメリットもなく、一刻も早く相手と無関係になりたい!という気持ちが強いほど、「やったー! 離婚成立だ」と思えるわけです。この経験をしていない人、知らない人は、「離婚した」と聞けば、「あら大変。不幸になっちゃってー。何て言葉をかけたらいいのかしら?」と思ってしまうようです。
でも違うのです。離婚は、その結婚生活を続けているよりも幸せになるためにするものですから、実は「離婚=不幸」ではなく「離婚=幸せ!」というのが当事者にとっての真実なのです。反対に「結婚生活に未練はあるし、メリットもあった、本当は離婚なんてしたくない……」という状態で離婚をする場合、離婚後もトラウマを抱え、うつ症状に悩んだりしてしまうのです。また「慰謝料も財産分与も養育費も(あるいは親権)、ちゃんと話し合いをしないで離婚してしまった……」という場合、反省と後悔の気持ちを引きずってしまうこともあるのです。
「離婚してよかった!」と言える人の本音
生まれ変わった私……人生は飽くなき挑戦!
■離婚直後の本音~「別れてよかった!」と言える人
- 前の結婚はミスマッチング。今度は運命の人と結ばれる
- 何時に帰ろうが何を食べようがどこへ行こうが自由!
- これで思い切り恋愛を楽しめる
- バツイチとはいえ再びシングルというのは嬉しいもの
- 離婚条件についてすべて話し合って決めたので思い残すことがない
- DV被害・ギャンブル癖・借金等があり極限状態だったから別れられて幸せ
- 相手の浮気問題で嫉妬と怒りと悲しみと絶望の入り混じった感情に苦しめられていたから、ここから脱け出せれば、新しい道も開ける!
- 死まで思いつめたこともあったから、生まれ変わったつもりで今後に希望を見出していく!
- 夫婦喧嘩が絶えずお互いにマイナスだけの関係だった。これからはプラスを生み出せる関係を見つけていける
「離婚してよかった!」と言えない人は、こんな人
それでは、次は「別れてよかった!」と言えない人のパターンです。■離婚直後の本音~「別れてよかった!」と言えない人
- 離婚条件について取り決めせずに別れてしまった
- 喧嘩の勢いで別れてしまった。お互い冷静になり意地を張らなければ別れずに済んだかも?と後悔している
- 新生活に当たっての資金がぜんぜん足りないことに気づいて愕然とした
- 相手の浮気。「二度としない」と誓っていたが許せず別れた。が、信じてもよかったのかどうか考えてしまう
- 相手が最後まで優しかったので断ち切れない
- 経済的に余裕のある結婚生活だったので惜しいことをしたという気持ちが残る
- いざ子どもと離れ離れになって、ひとりの部屋の本当の孤独に打ちのめされている
- 自分とは最悪の関係だったが子どもにとってはよい親なので、その点子どもに対して心苦しい
例えば、「離婚条件について取り決めせずに別れてしまった」という人なら、慰謝料・財産分与はそれぞれ3年・2年という期限内であれば請求できます。養育費はいつでも請求できます。請求期限内であれば今すぐ行動を起こしてください。何か離婚に関して思い残すことがある方は、離婚成立後だからといってあきらめず、「スッキリ!」させて新しい幸せを見つけてください。心から「別れてよかった!」と言える日が、離婚経験者すべての方に訪れることを祈っています!
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