離婚/離婚後の生活

賃貸?実家?公営住宅? 離婚後、住まいはどうする?2(2ページ目)

離婚後の住まいをどうするか?離婚後転居した人は、どんな住宅に住んでいる?またどんなところに住める可能性があるのか?離婚して持ち家に住める人はごく僅か。賃貸住宅に転居するにはやはり準備が必要です!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

転居先の選択

引越しは新しい旅立ち<br>明るい明日への階段をのぼって…
引越しは新しい旅立ち
明るい明日への階段をのぼって…
離婚後の住まいの選択肢は以下のようなものがあります。

●親の住まい(実家)
前回記事に詳細があります

●賃貸住宅
関東の場合、敷金・礼金(各2か月分)・手数料・前家賃(各1ヶ月分)=家賃6か月分
関西の場合、保証金(4~7ヶ月)・敷引き(2~4ヶ月)
※地域、物件によって格差があります
これに、引越トラック代、火災保険代15000~25000円等がかかります。更に1~2年おきの更新時には家賃の1~2ヶ月分の更新料がかかります。

●公営住宅
各自治体によって、入居条件や入居募集時期が異なります。離婚と同時に公営住宅にタイミングよく転居するというのは、難しい場合が多いでしょう。家賃は収入によって決まるので、民間の賃貸住宅に比べると非常に経済的です。母子世帯優先の募集枠なども設けられていますが、倍率は非常に高く、なかなか当選とはならないのが現状です。

●母子寮
20歳未満の子どもを養育している母親に住居の提供(保護)をし、人間形成と社会適応の手助けをしている施設です。各自治体の担当窓口や福祉事務所、経営団体(民間の場合)に入居条件を問い合わせてみるといいでしょう。母子寮は離婚成立前でも夫から暴力を受けている等の場合入居できます。

●社宅、職員寮、住込み部屋
職種は限定され、特殊技能か資格が必要な場合が多いようです。寮と託児所を併設している病院もありますので、看護師等の資格があればその様な病院を探すという手段もあります。調理師や栄養士の資格のある人は施設、寮、旅館等での住込み可の仕事もありますので、情報収集してみるとよいでしょう。

それぞれの事情、環境、仕事や子どものことを考慮した上で、今出来うる限りの最も良い住まいを確保してください!

********関連サイト*********
■実家に戻る?戻らない?離婚後の住まい1
■2人では叶えられない1人の幸せ
■婚姻費用分担(1)離婚・修復?に伴う別居対処法
■別居場所(2)離婚・修復?に伴う別居対処法
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