離婚/離婚後の生活

離婚の先にある「再婚」を考える(2ページ目)

今のこの結婚は、「間違いだった! 失敗だった! もうどうやっても続けていくことはできない!」そう確信したなら、離婚するしかありません。その先にある再婚についてお話しましょう。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

3)幸せな再婚を目指して!

今、離婚を考えている人は、既に再婚のことまで見据えている人と、そうでない人とがいるでしょう。見据えている人は、もう相手が現れている人、相手はまだ全然だけど離婚をしたらまた恋愛して再婚したいという人もいるでしょう。

1つここで考えなければならないのは、女性には出産のリミットがあるということ、また男性は子どもを持って養っていくのに持ちこたえられる年齢の頃合いがあるということです。

女性も男性も、もう子どもは一度目の結婚で持ったのでいい、というなら問題はありません。「子どもは今はいなくて、再婚して持ちたい」という希望があるなら、なるべく早く離婚をして、再婚相手に出会って、交際して再婚! と、進んでいかなければ。

また自分の希望と再婚相手の希望が一致しないと、またそこで考える余地が出てきたり、それが原因で別れたり…。例えば、自分は「もう子どもは二人いるのでいい」と思っていたのに、相手が初婚で「自分の子どもを産んで欲しい」という希望があったり。

私は離婚カウンセリングの時、この点をまず確認していますよ。離婚後、再婚の意志があるか? あるなら出産希望年齢(もしくはリミット)からマイナス4年して離婚もしましょう、と。離婚~出会いに1年、出会い~交際1年、再婚~妊娠1年、妊娠~出産約1年。順調にいって離婚から出産までこれだけかかるわけです。出産・子どもを持つことを希望するには時間との戦いになってきますよ!

再婚はタイムリミットや既に抱えているものなどの条件が、初婚の時より多いわけです。初婚のように何もかも初めからスタートというわけにはいきません。ですから、せっかく出会いがあっても、交際をしても、再婚までたどりつくのは難しかったりするのです。抱えているものが多ければ多いほど難しくなります。

人生50、60年だった時代は、どんな不幸な結婚生活にも耐えて全うするのが美徳とされていました。でも、人生80年の今、もし最初の結婚が失敗だったとしても、まだまだ先が長いので、いつからでもリセットしてやり直すことは可能なのです。それがよりよい幸せな人生への道だと思えたなら、勇気を出して新しい人生の扉を開いてみましょう。

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