目の粗さによる選び方、汚れ落ちへの影響は?
目の粗さも大、中、小さまざま
傷みや色移りも気になるけれど汚れもとても気になるというものは、目の大きい(粗い)ネットを使えば衣類についた汚れや糸くずなどを外に出しながら中身を守ります。
よく心配されるのは、ネットに入れることによる汚れ落ちの効果。多少悪くなるとはいわれますが、「洗濯=衣類を傷める行為」ですし、丈夫なものと多少のデリケート素材をまとめて一緒に洗濯機で洗いたいのなら、ネットを使う方が賢明です。
大きさや形による選び方
大きさは大中小さまざまで、大物や同種をまとめて入れるケースでは大きなものが、下着など摩擦で傷みやすいものには小さめのジャストサイズが向きます。形は丸型や角型、筒型やフットボール型などがあり、丸型や筒型、フットボール型はネット内で動いて汚れ落ちをよくする長所があり、角型のうちでも薄型は中のものを動きにくくすることで傷みやシワを防ぎます。
専用ネットも多種多様です。毛布など大物洗い用から、シャツ用、セーター用、ブラジャー用などアイテム別のものがあります。あると便利なものは、下着用の小さめサイズ、シャツやニット用の四角いもの、毛布など大物用など。ガイドは大きめネットを数枚使って、色柄ものや子どものものをよりわけるなどの活用もしています。
洗濯ネットの上手な使い方
洗濯ネットの上手な使い方は、洗うもののサイズや素材に合ったものを選ぶこと。サイズが大きすぎたり小さすぎるネットを使うとかえってシワが多くついてしまうこともあります。傷みやすいものや色柄ものも、裏返しにしてからネットに入れるのがおすすめ。傷みや色移りをより防止できます。なおデリケート素材は傷み防止効果の高い「細かい網目」のネットを使いましょう。大きめのネットに複数の衣類を入れる場合、パンパンに入れると汚れ落ちが悪くなってしまいますので、要領の7割程度をこころがけるとよいでしょう。
ボタンやファスナーは閉じておきます。Yシャツはシワ防止と襟・袖汚れの対策として、裏返してボタンを2、3箇所留め、ネットにちょうどよく入る大きさに畳んで入れます。
洗濯ネットを使った裏ワザ
ちょっとした裏ワザとしては、干すときには日除けや目隠しとしても使えます。四方をピンチで留めてセーター干しネット代わりにもできますし、洗濯時に人別に分けてあとあとの作業を楽にするという人もいます。旅行のときの小分け袋にも。また、収納するときには、ネットinネットでまとめて洗濯機そばにセットしておけば便利です。
ちなみにガイドは、子どものソックスは一つのネットに入れて洗濯から干すところまでGO! です。また、洗濯かご代わりに複数のネットをセットしておいて脱いだら即、分別して入れ、そのまま洗濯機行きというシステムも実行中です。