◆◇尾瀬の大湿原でミズバショウに出会う◇◆
◆ INDEX ◆
(1) 高層湿原&動植物の宝庫「尾瀬」
(2) 尾瀬のみどころ紹介
(3) 尾瀬へのアクセス
(4) 尾瀬に行く準備
(5) 尾瀬の自然を守るため
(6) 尾瀬便利リンク
(1) 高層湿原&動植物の宝庫「尾瀬」
群馬県・福島県・新潟県の3県にまたがる『尾瀬』に一足遅く春がやってきました。『尾瀬』は、日光国立公園の一部で、日本最大のミズバショウやニッコウキスゲの群生地として有名な、『尾瀬ヶ原』や『尾瀬沼』を中心に、高層湿原や動植物の宝庫として、毎年多くの人が訪れています。
例年6月上旬に見頃を迎える尾瀬のミズバショウも、今年は桜同様に早まると思われます。尾瀬の魅力とアプローチ方法、みどころなどを、自他ともに認める尾瀬フリークの私が、次のページでお教えします。
(2) 尾瀬のみどころ紹介
尾瀬の一番の魅力は、「自然」がいっぱいの雄大な景色です。「最も近い入山口からでも最低1時間は山道を歩かなければならない」ことから、アプローチをためらう方も多いようですが、汗をかいたあと、眼前に広がる風景を見たときの感動を、ぜひ一度味わって欲しいと思います。
人気の目的地を大きく分けると『尾瀬ヶ原』と『尾瀬沼』となります。しかし、この2ヶ所は地図で見るより意外と離れており、標高差もあるため、無計画に往復するとかなり後悔します(というか帰れない恐れもあり危険です)。
そのため、初めて訪れる日帰りの方は、どちらか一方に絞ることをおすすめします。尾瀬沼側から尾瀬ヶ原を往復する方は、尾瀬ヶ原では「竜宮」あたりでひきかえしましょう。ぐるっと尾瀬ヶ原と尾瀬沼を縦断しようと考えている方は、必ず無理をせず各所にある山小屋に宿泊(原則:要予約)し、散策しましょう。
詳しい情報は、尾瀬の情報サイト『尾瀬便り』内の「アプローチ情報」や「尾瀬びじゅあるまっぷ」を参考にしてください。
「多少は歩く自信がある」カップルは、尾瀬のみどころを凝縮した以下の日帰りルートにチャレンジしてみましょう!ただし、くれぐれもお互いの体調や天候しだい。無理は禁物です。
●尾瀬日帰りおすすめルート●
a) 鳩待峠→山の鼻(ビジターセンター)→牛首→竜宮→東電小屋→牛首→山の鼻→鳩待峠
b) 沼山峠→大江川湿原→沼尻→見晴→沼尻→大江川湿原→沼山峠
でも、尾瀬の本当の魅力を味わいたいなら、ぜひ、のんびり散策できる1泊2日で訪れましょう。山小屋で迎える尾瀬の朝は、とてもすがすがしく、日帰りでは絶対に見られない幻想的な風景の中を散策することもできます!
●尾瀬縦断おすすめルート●
(1日目)鳩待峠→山の鼻(ビジターセンター)→牛首→東電小屋→三条の滝→山小屋(東電小屋や見晴)
(2日目)山小屋→東電小屋→竜宮→見晴→沼尻→大江川湿原→三平下→大清水
尾瀬の山小屋は一般の観光客も多く訪れ比較的開放されていますが、山小屋独特のルールを体験するのも、ホテルや旅館に泊まるのとは全く違う新鮮な経験になるでしょう。山小屋に泊まる場合は、個室が使えるかなどを予約時に確認しましょう(原則=相部屋)。