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【大学受験】失敗しない!夏休みの勉強計画(3ページ目)

もうすぐ待望の夏休みがやってくる。来年に受験を控えた大学受験生、夏休みのスケジュールはもう立てただろうか? 夏の過ごし方次第で大きく合否に影響が出てくる。あとで後悔しないため、夏休みの過ごし方を3つのポイントに絞り解説していこう。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

3. 志望大学(目標)を明確にする

夏休み時点では、「受ける大学をまだ決めていない」という生徒も多い。「どこかに受かればいいだろう」という安易な気持ちでは、なかなか難関と呼ばれる大学には合格できない。また各大学によって出題傾向も違うので、志望大学はできるだけ早めに決めた方がいいだろう。

志望大学の選択も、実際は些細な経緯で決められることが多い。「家庭教師が早稲田大だった」「高校の担任が慶應出身だから」という理由で志望校を決める生徒も多い。もちろん両校は素晴らしい大学であるが、自分にとってもっと素晴らしい大学があるかもしれない。こじんまりとした大学で個性の伸ばせる学生もいるはずだ。文系か理系かも実際それほど厳密なものではないだろう。文理の枠を撤廃したICU(国際基督教大)のような大学もある。

一般的に普通の高校生はそれほど各大学のことは知らない。できるだけいろいろな大学を知る機会を持つことが大切だ。7月、8月に行われる「オープンキャンパス」に出かけてみよう。ほとんどの大学が最近行っているウェブでの授業体験も受けてみよう。先輩などの意見も非常に有益だ。授業は厳しいのか楽なのか、学生食堂のご飯がおいしいといったことも、非常に役に立つ情報だろう。

特に東京大や京都大のオープンキャンパスは人気が高く、内容もなかなか面白い。日本の主要国立大のオープンキャンパスに行って、その熱気を感じ取ってほしい。

とはいえ、オープンキャンパスは「お祭り化」している面もある。良い面ばかりが強調されているかもしれない。ぜひ日頃の授業がどれほどのものなのか、先輩の案内で普段の授業に出てみよう。飾らないその大学の姿が見えてくるだろう。

俗に東京大は管理教育で京都大は放任教育、と言われる。鍛えて伸びるか、自由に興味のままに学問したほうがいいのか、どちらが肌に合っているかは授業を受ければ一目瞭然だろう。

人間は無限の可能性を持っている。その可能性をさらに大きく開いてくれる大学に出会って、豊かな人生を送ってもらいたい。



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