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先んずれば人を制す!春から始める合格作戦(2ページ目)

新3年生を対象に、早めの1年間の計画を立てましょう。早目といっても、今からはじめれば、最後に笑える確率がぐっとあがります。特に知識力のアップと、副教科科目の対策がポイントです。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

数学:教科書レベルの問題は解けるように

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現場で気づくのは最近の生徒には常識が通用しないということ。漢字、計算力など常識的な知識が特に不足しがち
数1・A、数2・Bの基礎を固めることが先決です。最近の生徒は教科書レベルでできていないことが多いので、まず教科書レベルの問題集をそれぞれ、やってしまいましょう。もし、ちょっと簡単だと思った場合には、応用系の問題集がいいでしょう。ただ、一般にチャート式シリーズは分厚いので、挫折しがちです。チャート式シリーズを読んでわかるようであれば、大学への数学の「一対一対応の演習」あたりでもいけるでしょう。

国語:漢字・古文単語・古文文法を押さえるべし

現在の生徒は漢字力が弱いので、漢字問題集に取り組んでみてください。漢字とその定義をしっかり押さえておくことで、常識力アップにもつながります。問題集としてはセンター試験用問題集がオススメです。

古文もまず、単語(600語程度)と文法を押さえることが大切です。古文の単語集は例文がどれにでも掲載されているので、文の中で覚えるようにしていくといいでしょう。英語の場合と同じく、反復が基本。現代語にあるが、まったく意味の違う言葉も多いので、外国語だと思ってやったほうが気が楽になるかもしれません。

社会:年間計画を立てるべし

社会の歴史科目(世界史、日本史)は現役生がもっとも苦しむもの。学校の進度は遅いし、文明開花から始まって近・現代にいたるまでかなりの時間を必要とします。しかし、基本的にはテストでは近・現代や、文化史が中心で出題されるので、個人で勉強する場合、かなりの計画性が必要です。この時期は計画をまず立て、地道に計画にそって問題集などをこなしていきましょう。

計画の一例としては、春から教科書レベルの併用問題集をやりながら、夏ぐらいまでに中世は終えたいもの。夏に部門別の歴史(税制史、文化史など)をやる布石をしておくわけです。歴史科目を放置するとあとあと、膨大な範囲に泣くことになります。賛否両論ありますが、一問一答式も使ったほうがいいでしょう。

理科:センターの範囲をきっちり把握すべし

私大を中心に志望している場合はまず、センターの範囲を習得しましょう。国立の場合、2次で出題される分野が特に難解なので、この時期からセンターの範囲をしっかり習熟しておきましょう。苦手とする人が多いので、予備校などの授業を選択することをおすすめします。なかなか1人ではわからないものなんです……。

さあ、春からが本番。長いスタートのはじまりは、幸先よくはじめましょう!



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