本番に強い生徒になるには?
ライオンは我が子を千尋の谷に突き落とすと言いますが、古人は真実を端的に述べています。困難が人を強くするのです。親や教師がもちろん遠くから監督しながら、勉強だけではなく、対人関係や日常での様々な問題を乗り越えることが人としての幅を広げることにつながり、自信をつける結果にいたります。それを繰り返すことで、自分の頭で考える力が身につき、考える力が身につけば結果が伴います。結果が伴えば自信が出てきて、何ともいえない「気骨」が感じられるようになります。反対に何浪もしてしまう生徒はどことなく頼りなげで、依頼心が強い生徒が多い傾向にあります。しかし、この生徒も自分で考える努力を重ねさせれば、自立できるようになるのです。現在体罰の問題も多く議論されている(無論体罰は厳禁)ようですが、この議論に本質的に欠けているものは生徒に対する「愛」です。愛しているから怒るのであって、腹が立って怒っているわけではありません(もちろん例外の人物もいますが……)。これは親であれば誰もが理解できることではないでしょうか?
自分の頭で考え、自立できるようになるには、まず家庭からはじまるのです。
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