寺・神社/京都の寺・神社

歳末の京都歩き、四つのディープな楽しみ方(4ページ目)

京都は秋に行くところと思っていませんか?いえいえ、実は12月に入ってからの京都もなかなか魅力的なんです。観光客がぐっと減るこの時期は、よりディープな京都人の暮らしぶりに触れるチャンス!

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

お勧めその4
大みそかの街を歩いてみよう

正月用の食品が並ぶ錦市場
昨年の大みそかに、ひとりで京都の街をぶらぶら歩いてみました。あちこちで、いかにも歳末らしい光景を発見。大みそかは、観光とは違う目線でディープな京都を発見するチャンスです。

●発見その1
賑わう錦市場
京都の注連飾りはなかなか端正です
京都の台所、錦市場は、大みそかは格別に賑わいます。このごろは、家できちんとお節料理を作る人も少なくなったようですが、京都の人たちは、ちゃんと作るのかな。たくさんの店に、さまざま食材や飾り物が売られていて見飽きません。

●発見その2
注連飾りを買う人々
これは、どの街でも見られる光景ですが、京都でも、あちこちで、注連飾りが売られていました。老舗の店先には、しゃれた注連飾りが飾られています。

●発見その3
初詣の準備
どこの神社も、明日からの初詣に備えて、提灯や幕を飾っています。よい宣伝になるのか、お馴染みの老舗の名前が多く見られます。
八坂神社の提灯。有名な老舗が奉納している

南座では、華やかな新春公演が行われる
●発見その4
南座の新春特別公演の看板
年が明けたら、歌舞伎の新春公演。なんかいいなぁ。わたしも着物を着て、新春公演に行きたいなあ。ま、東京でもできることだけど・・・。

●発見その5
蛸薬師の大根炊き
新京極の小さなお寺、蛸薬師では、大根炊きがふるまわれていました。千本釈迦堂など、他のお寺でも大根炊きはありますが、それは、もっと早く、12月の中旬あたりに行われます。でも、蛸薬師では、大みそかにやるんですね。
蛸薬師の前を行き交う師走の人々
大根炊きは、これを食べると中風にならないと言われ、高齢化社会の今、ますます人気!


●これまでの京都関係の記事は、こちらにあります。

●吉田さらさは、京都、奈良の寺町を散策する講座で、案内役を務めています。

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