相手に期待し過ぎず、歩み寄ることが大事
画像はスチームクリーナー。お風呂場やキッチンの換気扇など、本格掃除は夫のほうが向いているかも? |
しかし一方、夫の側からすると「これまでずっと会社でがんばってきた。さあこれからは好きなようにやるんだ!」と自分が楽しむことばかりを考えてしまい、家事を分担することの必要性をさほど認識していないのでは?
そんな2人がうまくやるには、妻の側は「夫に最初から多くを期待しない」こと。最初から夫が妻のやってほしい家事を妻の望むレベルでやれるはずはありません。
夫の側にぜひやっていただきたいのが、「妻が1日じゅうどんな動き(家事)をしているのかよく観察する」こと。「家事なんて、その気になればいつだって自分もやれる」と思っていませんか?試しに妻が1日、どんな家事を行っているのかをよく観察して、1日の家事の総量を認識して下さい。
その中でひとつ、ふたつ、と「これなら俺でもやれそうかな」と思うことから始めれば、夫婦双方にストレスなく暮らせるのではないでしょうか。
「まるごと担当」が家事上達への道
画像は真っ赤なゴム手袋。ピンクなどのパステルカラーより、男性がとっつきやすいかも。 |
これは私の独断ですが、日常に発生する家事の中で初心者でもとっつきやすいのは「掃除→食器洗い→洗濯→料理」の順番だと思います。なぜなら、「汚れているものをきれいにする」というのは、努力の成果が目に見えるから。
そこで「夫にはじめて家事を頼む」なら、掃除や食器洗いからやってもらうのがおすすめ。洗濯も「汚れたものをきれいにする」ですが、素材による洗い分けや干し方などが意外にハードルが高いもの。まずは成果の分かりやすい掃除や食器洗いから。
それも「妻がやっていることのお手伝い」ではなく、「まるごと任せる」ことが重要です。「自分がこれだけやったんだ」という達成感が得られれば、じょじょに家事の楽しさも感じられるようになることでしょう。
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