菩提寺がなく、僧侶紹介を依頼する場合、どのような問題が生じる可能性があるかご紹介します。

派遣僧侶だった!

寺院としての活動をしないで、葬儀だけに専念している派遣僧侶が数多く存在しています。
寺院としての活動をしないで、葬儀だけに専念している派遣僧侶が数多く存在しています。信頼できる僧侶に依頼したいものですね。
多くの葬儀社は、僧侶を紹介する際には、お寺を持っている、つまり寺院として活動をしている僧侶を紹介しています。それなら問題ないのですが、中には寺院として活動をしていない僧侶を紹介される場合があります。

葬儀や法要のときだけお経をあげる、通称、派遣僧侶といわれるお坊さんのことです。

派遣僧侶のすべてが悪いというわけではありませんが、数々の問題が生じていることも事実。たとえば四十九日、一周忌法要を依頼したくでもできなかったり、お墓の相談も受けてもらえず……。中には「私は全宗派の主要なお経をマスターしたから、どの宗派の葬儀でもOK!」と完全に葬式坊主に徹して数だけを淡々とこなす僧侶もいます。

もし、葬儀社など業者に僧侶を紹介してもらう場合は、どのような立場の僧侶なのかをきちんと把握したうえで依頼するようにしましょう。お経は単なるバックミュージックではありませんから、信頼できる僧侶に最後のお勤めをお願いしたいものです。

埋葬の際に戒名を変更させらた!

ここで、Aさんの例をご紹介します。

「父が亡くなったとき、菩提寺がありませんでしたので葬儀社に僧侶を手配してもらいました。その際には戒名もつけてもらい、相当のお布施も渡しました。葬儀後、納骨するお墓を探していたところ、近くに気に入った寺院墓地がありましたので早速墓地を購入、納骨しようとしましたところ、『今の戒名とは宗派が違うのでつけなおさなけばいけない。』と言われて唖然。違う宗派の戒名がついていると、お寺のお墓では引きうけてもらえないのでしょうか。」

これは葬儀と納骨で宗派が変わってまう例ですが、同宗派でもお寺が違うことによって戒名のつけ直しを迫られるケースがあるようです。一度いただいた名前を変えるというのもおかしな話ですが、納骨ができないとなれば再度つけ直してもらう必要があります。

このようなトラブルを避けるために、菩提寺がない場合は俗名で葬儀を行うという方法もあります。納骨場所が決まってから、改めて戒名を授かり法要を行うと良いでしょう。

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