宇宙葬Q&A
日本人宇宙飛行士の活躍を目にするたびに「いつか宇宙へ行ってみたい!」そんな思いを抱く人は多いのでは。 |
Q:
打ち上げに失敗した場合は?
A:
打ち上げに失敗することも考えられます。その際は、原則として成功するまで継続するそうですが、遺骨(遺灰)は再度準備する必要があります(万が一のことを考えて、2回分の遺骨を最初に預かります)。
Q:
打ち上げられた遺骨はどれくらい地球の周りをまわっているの?
A:
遺骨を入れたカプセルは、短くて半年、長くて250年ほど地球の周りをまわっています。そのときの状況によるので事前に把握することはできません。
Q:
打ち上げに立ち会いたいのですが。
A:
家族や友人など、希望すれば打ち上げの現場に立ち会うことができまます。打ち上げ後にはパーティーが企画されているので、参加することができます。
Q:
遺骨の郵送はどうすればいいの?
A:
申し込みをしたら、遺骨を輸送するためのセットが送られてきます。遺骨の一部を細かく砕いて、セット内に入っているビンに納めて郵送します。また、同じロケットに乗った人全員の記録をメモリアルプロファイルとして記念誌を作成するので、掲載する個人の略歴、写真、遺族・友人たちからのメッセージなどを一緒に送ります。
Q:
カプセルに刻むメッセージの内容は?
A:
遺骨を納めるカプセルの側面には、メッセージを刻むことができますが、文字数が日本語で50字以内と決まっているだけで、どのような内容でもかまいません。
故人が生前に残した言葉でもいいですし、家族・友人からの想いを刻んでもいいでしょう。
Q:
遺骨はどれくらいの量を用意すればいいのでしょう?
A:
カプセルの中に入れることができる遺骨は7グラムですが、失敗に備えて2回分、合計14グラムを準備します。
Q:
すでに墓地に埋葬してある遺骨を取り出して宇宙葬をしたいのですが…
A:
すでに埋葬されている遺骨の場合、取り出す作業が必要となります。
別の場所へ埋葬する場合は分骨証明書が必要ですが、宇宙葬は埋葬にあたりませんので証明書は必要ありません。
菩提寺や管理者に宇宙葬をするということを伝えたうえで、石材店に依頼して遺骨を取り出します。その際、寺院には法要に対するお布施を、石材店には遺骨取り出し代金を渡します。
ガイドは宇宙葬と聞くと、昔よく見たSFアニメを思い出します。
宇宙で亡くなった登場人物が棺に納められ、主人公たちの手によって宇宙空間へ流される……そして棺はどんどん小さく、やがて点になり宇宙の果てへ消えていく……そんな光景が目に浮かびます。