お墓の継承Q&A
少子化、シングル化に拍車がかかり、今後ますます無縁墓が増えるかもしれません。 |
長男がお墓を継承した場合、次男は入れない?
A:
結論から言えば、継承していない次男も長男の同意があればお墓に入ることはできます。しかし、実際は将来的な継承や法要にかかわる費用負担など、さまざまな面で問題が生じる可能性がありますので、長男のみならずその家族にも理解を得ることも必要になってきます。
Q:
先祖代々のお墓を守ってきたけれど、自分の代で途切れてしまう……。
A:
子供がいない、親戚も頼れない……次の継承者に悩む人は年々増加傾向にあります。その場合はまず管理者へ相談してみましょう。無縁になった後の管理・供養についてのシステムを整えているところもありますし、永代供養墓や合祀墓の提案をする霊園・墓地もあります。
将来、墓石を撤去して合祀する可能性がある場合、墓石を撤去して更地に戻すための費用を前もって支払うケースもあります。
Q:
お墓を他人に売ることはできますか?
A:
お墓を建てるときには「お墓を買った」と表現されることが多いですが、不動産を買うこととは異なり、土地を買ったのではなく「墓地を使用する権利を買った」にすぎません。お墓が不要になったからといって他人に売ったり譲渡することはできないのです。