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大名エリア、通りに名前決定!

今では九州山口の若者が集まるエリアとなった中央区大名。どことなく懐かしい雰囲気の佇まいが残るこのエリア、そんなエリアにある通りに今回名前が。大名の歴史が詰まったネーミングの通りを全てご紹介。

執筆者:松尾 圭

あの一風堂も大名に本店が! 大名地区はファッション・グルメ・雑貨と欲しい物が溢れている、ちょっと楽しい空間です。
明治通りにきらめき通り、大博通りなど福岡の道には多くの名前が付いています。そんな中、九州の若者が集まるスポットとなっている大名エリアの通りに名前が今回付きました。

中央区が福岡市都心部を中心に通りの名前を付ける「まちめぐりナビプロジェクト」を進める中で、今回は第一弾として大名エリアで通りが命名されました。

では早速、どういった通り名になったのかご紹介しましょう。



大名エリア・トレビア情報

 
福岡市中央区大名地区、九州最大の繁華街・天神の西隣に位置し、多くのブランド店、セレクトショップに飲食店や雑居ビルがあるエリア。その一方で、以前からの住宅も残っていたり、江戸の時代から続く醤油蔵があったり、そして細く入り組んだ道路もあり、天神とは違った独特の雰囲気を持つ地域です。週末には九州山口から多くの若者が集まる九州の情報発信地であり、いま福岡で熱く注目度が高い場所の一つです。

また様々なジャンルの多くのアーティストもこのアリアを拠点に活躍し、自分の可能性を試している場所でもあります。

そんな大名地区は、もともと福岡藩の城下町であり大正通り側には、福岡城のお堀があったり福岡藩とともに栄え、昭和~平成の時代は古き雰囲気を保ちつつ若者文化の先端を走る街なのです。

今回の通りのネーミングも、大名の歴史がいっぱい詰まったものになっており、多くに人たちに愛される名称となってもらえることを期待しています。

              

ここに命名、大名エリアの新通り名は12

今回新たに命名された大名地区の通り。12の通り名がお目見え。(青ラインが今回名前が付いた通り)
中央区は都心部を中心に通りに名前をつける事業「まちめぐりナビプロジェクト」を進めています。これは名前を付けることで通りに親しみを持ってもらうことと、初めて訪れた人でもすぐに位置が分かるようにすることを目的に取り組んでいるものです。その第一弾が大名地区で、一区画全ての通りに名前が付くのは福岡市内でも初との事。

大名地区での命名活動は、地域住民が中心となったワークショップが開催され、通りの特徴を確認したり、歴史的な背景などを考慮して案が出されたようです。例えば、古着屋が多い通りには「古着通り」など大名地区の特色のある案も多かったようです。その後、ワークショップがまとめた案を大名地区内でアンケートを実施し、今回の12の通り名が決定しました。

大名紺屋町通りなど既に名前がある通りと併せ、大名地区は更に親しみのある街へと変貌していくことになると思います。


今回決まった通り名の中で「雁林町通り」(がんりんのちょうとおり)や「養巴町通り」(ようはのちょうとおり)は、この地区の旧町名に由来していて、はじめの2文字は福岡藩に仕えていた名医の名前だそうです。まさに『古きを温ねて新しきを知る』といった感想をもちました。

その他に北西部分の「大名おほり通り」は福岡城のお堀があったことからネーミングされ、大名小学校南側の「大名小前えのき通り」は明治時代から子供達を見守ってきたエノキの大木から名前が付いたとの事。

大名地区の歴史が盛り込まれた各通りの名前は、今後若い世代に受け継がれ、代々愛される通りとなっていくことでしょう。



各通りの雰囲気は!? 何があるのかなぁ?

名前が付いた通りの代表的な特徴を簡単にご紹介します。これを参考にして、気になるお店をチェックしてください。

大名おほり小路

大名お堀通り。この先は大名小前えのき通りに続きます。色々な飲食店もあり楽しい通り。

新雁林町通り。稚加栄がある通りです。稚加栄の肉まん、絶品です。

雁林町通り。パン屋のボンジュール、クロワッサン絶品です。

養巴町通り。雑貨屋さんのLOTTO、可愛い雑貨がいっぱい。時間があっという間に過ぎてしまいます。

養巴町小路。隠れ家的なお店がいっぱい。行けばはまります。

林毛町通り。あのかわいいクレープ屋や屋根の低い自転車屋などちょっと楽しいお店がいっぱい。

大名中央通り。大名のメインストリート!? 何でもある通りです。

紺屋町西通り。この通りにある蕎麦屋さん、好きなお店です。

大名小前えのき通り。西通りに繋がる通りのためか飲食店が多く点在。
 
紺屋町東通り。堂々とした建物のジョーキュウ醤油がココに。そしてあの一風堂本店もこの通り。

紺屋町小路。足を踏み入れると楽しい通り。意外な味に出会う、そんな通りです。



既存の大名紺屋町通りや鉄砲町通りなどと同様、漢字表記での通り名となっています。エリア全体の統一感も出て、いいのではないかというのが今回のネーミングを聞いての感想です。

大名地区は細い路地も多く、道の案内もちょっと難しかったですが、今回のネーミングですぐに分かるようになると期待しています。早く多くの人たちに浸透することを願っています。



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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