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博多湾に浮かぶ癒しの島~能古島~(2ページ目)

博多湾に浮かぶ能古島。周囲約12キロの小さな島は都会で疲れた身体と心を癒してくれる、そんな空気が流れるところ。海と風、そして緑に季節ごとに咲く花々を体感してみては!? きっと心穏やかになれるはず。

執筆者:松尾 圭



能古島アイランドパークは花に囲まれ、どこか懐かしい、そして遊びの宝庫

気分はゴルファー。さぁ、ホールインだ!
アイランドパークではこれ!のこのこボール。

能古島で連想するのは、圧倒的に能古島アイランドパークではないでしょうか。島の北部に位置し、季節の花が園内に咲いており、特に秋のコスモスの時期には多くの見物客で賑わうほど。今は志賀島を見渡せる丘に黄色いじゅうたん・菜の花が広がっています。またこれからは園内のいたるところにある桜と菜の花、淡いピンクと黄色のコントラストが綺麗な私たちを出迎えてくれます。

花や見渡す限りの海を眺めるのいいものですが、アイランドパークに来たからには、色々なレクレーション施設で遊ばないのは勿体ない。ここでの特にオススメは「のこのこボール」(大人小人9ホール:\500、18ホール(2巡目):+\300)。緩やかな傾斜のあるコースでゲートボールとほぼ同じ道具を使用して、穴に入れるというゴルフのような球技。家族や気の会う仲間達とワイワイガヤガヤと会話も弾みながらのプレーはとっても楽しい。ガイドの行く度に必ず遊んでしまうほどです。

「のこのこボール」以外にも多くの遊戯施設がありますし、持参したもので遊ぶことも出来ますので、ここでの時間の過ごし方は人の数だけあるのではないでしょうか。

どこか懐かしい思ひ出通り。
昔懐かしいオモチャが店内にいっぱい。。
ちょっと疲れた時や、小腹が空いた時に立ち寄りたい。

園内には博多の古き時代の通りをイメージした「思ひ出通り」があり、その通り沿いには昔懐かしい建物が立ち並び、それぞれの建物に入っては思わず時間を忘れて見入ってしまいます。懐かしいオモチャ屋があったり、休憩処があったりとこの通りだけで多くの時間を有してしまいそうです。

この他にも楽しいところは数多し。是非能古島アイランドパーク園内マップを参考にして、楽しいひと時を過ごしてください。


能古島アイランドパーク



まだまだあるぞ、能古島の楽しみ方

渡船場まえにある、「のこ磯」の刺身定食。(\1600)
能古島は博多湾に浮かぶ島。当然、四方は海。海の幸は一年を通して旬のものが味わえます。渡船場を降りれば、周りには数軒の飲食店があり、さて、何処に入ろうかと迷ってしまいます。今回は渡船場の目の前にある「のこ磯」に入り、新鮮で旬の魚を味わいました。


渡船場前ののこ磯。何を食べても満足。
気さくで優しいご夫婦で切り盛りされている店内は、どこか温かな雰囲気。思わず長居をしてしまいそう。刺身定食以外にも、煮魚定食・焼魚定食(\1400)、貝汁定食(\900)、ウニ丼に貝汁(\2000)などがあります。


対岸の近代的な百道浜エリアを一望。海風に吹かれながら何も考えずに眺めるのも贅沢な時間の過ごし方。
渡船場を降り左手方向に進み、潮風を受けながら歩くこと約5分。マリンブルーの青い屋根とテラスが印象的。まるで南国のリゾートホテルような雰囲気漂う「オーシャンズキッチン」が見えてきます。ここの料理はフレンチをベースとしつつ、能古島の自然の恵みによって育まれた、海と山の幸をふんだんに使った創作料理。昼間は太陽の光りと博多湾からの心地のいい風を全身に受けながらのランチ、そして西に夕陽が傾き、博多湾を行き交う船の光りと福岡市内の夜景を観ながらのディナーなど楽しみ方はあなた次第。

渡船場周辺のお店(1)
渡船場周辺のお店(2)

渡船場の周りには数件の飲食店があります。自分が気になったお店に入って楽しんでください。能古島ではハズレはありません。



能古島への行き方、そして島内での歩き方

姪浜側の渡船場。船代は大人\220、小人\110、自転車\120。島に住んでいない人の車は原則乗れません。
能古島へは西区愛宕浜にある通称:能古渡船場(正式名:福岡市営渡船姪浜旅客待合所)からしか島へは渡れません。それ以外の方法としては、姪浜渡船場から出ている海上タクシー。運賃は市営フェリーより高いですが、急ぐ場合には便利。


福岡市営渡船姪浜待合所。ここから能古島への癒しの時間がスタート。
福岡市営渡船・姪浜~能古島航路時刻表


姪浜渡船場までは車か西鉄バスあるいはタクシー。最寄の駅は地下鉄姪浜駅ですが、歩くにはかなり遠い距離となり、バスかタクシーに乗換えが必要です。一番手軽に行く方法は西鉄バス。行先は「のこ渡船場」となっているのですぐ判ります。
【西鉄バスの乗り場は次の通り】
・博多駅交通センター5番乗り場から 西鉄バス312系統(都市高速経由)
・天神バスセンター前から 西鉄バス300,301,302,304系統(都市高速経由)
・西新パレス前から西鉄バス5系統、西新四丁目バス停から西鉄バス9系統
・地下鉄藤崎駅から 西鉄バス9系統
・地下鉄姪浜駅南口から 西鉄バス98系統

島内の移動は、なんと言っても徒歩が一番いいと思います。歩くことで初めて見える景色もあり、潮風に吹かれながらの散策は、今まで気づかなかったものきっと発見できるはず。能古島にはそんな身近な自然があるのです。島の北部のアイランドパークまでは歩くと約40分ほど。ルートはバス通りと東ルート、そして西ルートがあります。オーシャンビュー出来る東ルートがおすすめです。歩くにはちょっとと云う方には西鉄バスが渡船場からアイランドパークまで運行しています。渡船場を出て左手に進むと「渡船場前」バス停があります。そこからアイランドパークまでは十数分で到着です。


西鉄バス・渡船場前~アイランドパーク時刻表


ガイドオススメは自転車なのですが、島の南側は平坦部が多いのでいいのですが、アイランドパークまで行くには、緩やかですがダラダラと続く坂道が行く手を邪魔します。体力的に、そして精神的に大丈夫と云う方は是非、自転車でいくことをオススメします。飛躍的に行動範囲が広がり、時間を気にすることなく自分のペースで行動するのに自転車は重宝。そして、能古島に限らず、個人的には島には自転車がとっても似合うと思っています。渡船場出てすぐのところにある「のこの市」の奥には貸し自転車(1時間:\300、1日:\1000、電話:092-881-2013)があるので気になった方は活用してみては。

ちなみにタクシーは島内に一台しかありません。乗りたい方は事前予約をした方がいいでしょう。【能古島(前田)タクシー、電話:090-1871-7666】

アイランドパークへ長く続く坂道。自分への挑戦だ!
帰り道は楽チン。森林浴と海風に吹かれ気持ちイイ!




これから花見やレクレーションなど、色々な愉しみ方が出来る能古島はとてもいい季節を迎えます。潮風に吹かれ、海の恵みを満喫し、自然の豊かさや尊さを体感し、そして自分自身への癒し時間を作りに能古島に行ってみませんか!?
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