いよいよ夏本番、うだるような暑さに見まわれる都会を離れて、涼を求めて北東北へ向かうことにしました。今回の旅は、ある路線を走るのが目的のひとつ。それが秋田県の東能代駅と青森県の川部駅を結ぶ、全長147.2kmの五能線です。海岸線ぎりぎりを走ることから絶景に次ぐ絶景に出合えるとあって人気の路線なのですが、実は私も以前から一度乗ってみたいと思っていたのでした。
はやる気持ちを抑えて、人気リゾート列車に初乗車!
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爽やかなブルーが印象的な青池編成 |
今回は、この風光明媚な路線を走るリゾート列車「リゾートしらかみ」で、青森を目指すこととなりました。リゾートしらかみには、白神山地の原生林をイメージした「橅編成」、白神山地に生息するクマゲラと沿線の夕陽をイメージした「くまげら編成」、白神山地の十二湖にある青池をイメージした「青池編成」の3編成あるのですが、今回は「青池編成」の乗り込み出発しました。
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展望ラウンジからは運転席からの風景も見れました |
この列車は車窓をより楽しめるようにと、窓ガラスを大きくとったり、リクライニングシートにしたりと、快適性が追求されています。また先頭車両には展望ラウンジが用意されていて、津軽三味線の生演奏や津軽弁の語り部実演などの車内イベントが行われるほか、写真を撮ったりのんびり寛いだりと、フリースペースとして利用することができるのです。
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年配の女性が見事にシュート! 大喜びでした |
秋田駅から乗り込み、先日記事でお伝えした、じゅんさいの里・森岳駅を過ぎ、能代駅に到着すると、停車時間を利用したユニークなサービスがあります。全国的に有名なバスケの街ならでは、駅のホームにバスケットリングが用意されていて、フリースローに挑戦できるのです。なかにはナイスシュートを決めている人もちらほら。老いも若きも皆さん熱中していましたよ。
次ページでは車内で味わった駅弁についてご紹介します。