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日本三大名泉・下呂温泉を湯めぐりさんぽ(2ページ目)

久々に下呂の湯に浸かって、こんなにいいお湯だったっけ? と改めて感心させられました。温泉街を歩いてめぐれるのも、ひとり旅には嬉しい限りでした。やっぱり、歴史のある温泉地っていいですね。

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

 

湯めぐり手形を片手に温泉街を行く

外観
いで湯大橋の真下の河原にある噴泉池
下呂の温泉街は駅から飛騨川を渡ると、山々を背に東西に広がっているのですが、歩いても10分ほどでたどり着けます。飛騨川に架かるいで湯大橋を渡る途中、川の中にゴボゴボと湧く野天風呂を発見! こちらがかの有名な「噴泉池」です。無料なのですが、ここに入るのはかなり勇気がいりそう…。というのは周囲から丸見えなのです。基本的に水着着用不可なので、かなりの温泉好き(男子)でないと入れませんね。
 
外観
白鷺の湯の目の前にあるビーナスの足湯
白鷺坂を通ってはじめに訪れたのが共同浴場の「白鷺の湯」です。洋風の建物の前には円形の「ビーナスの足湯」もあり、観光客がたくさん浸かっていました。
 
外観
どこか洋風な雰囲気のある白鷺の湯
受付を済ませて2階の脱衣所へ上がり、1階の浴室へと下りるというユニークな造り。浴槽は檜造りの内湯のみ。石鹸やシャンプーなどの用意はありません。とても簡素ですが、ここの湯には感動しました。無色透明のやや熱めの湯に浸かると、浴槽の底がぬるぬるではありませんか! 泉質はアルカリ性単純温泉。肌触りにも少しとろみが感じられます。わずか370円の共同浴場でもこれだけ湯質がいいのだから、下呂温泉に期待が高まります! すれ違うのは地元のおばあちゃんばかり。みんな肌がツヤツヤしていて元気はつらつ。毎日入りに来ているからこそなのだと納得しました。こちらでは湯めぐり手形の利用も可能です。


「白鷺の湯」
・住所:岐阜県下呂市湯之島856-1
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:0576-25-2462
・営業時間:10:00~22:00
・定休日:水曜
・入浴料:大人370円
・交通(電車):JR下呂駅から徒歩8分
 
外観
下呂ロイヤルホテル雅亭の玄関横にある雅の足湯
実は下呂温泉には足湯が多いことでも知られています。温泉街に7ヶ所もの足湯が点在します。形状、湯温、周囲の景色がそれぞれ異なるので、散策で疲れた足を癒しつつ浸かるのにオススメ。なぜか足湯って、知らない人同志でも気軽に話しかけられる不思議な魔力を持っています。だからひとり旅でも全然寂しくないですよ。
 
外観
足湯の里 ゆあみ屋で温玉ソフトはいかが?
なかでも気に入ったのは、和雑貨や地元土産を扱うショップにカフェが併設されている「ゆあみ屋」の前にある足湯。

こちらでは足湯の隣で温泉卵を茹でることのできるコーナーがあり、セルフサービスで茹でて食べることができます(100円)。また温玉ソフトなるオリジナルデザートを発見! ソフトクリームに温泉卵を乗せて混ぜるだけのシンプルソフト。なのにカスタードを食べているようなコクがあるのです。「足湯に浸かって冷たいソフトクリームを食べる」。これからの季節にピッタリ?ではないでしょうか。


次ページでは、湯めぐり手形を使って、下呂温泉随一の老舗旅館で日帰り入浴を体験しましょう。詳しくは次ページへ。
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