日本三大名泉・下呂温泉を湯めぐりさんぽ(3ページ目)

 

下呂温泉の高台に立つ老舗宿で湯に預かる

昭和初期の建築を眺めつつ入れる「山の足湯」

その宿は、温泉街から山を少し上がった見晴らしの良い場所にあります。敷地面積は5万坪。館内には温泉街を見下ろす展望台までも設けられているほど。日帰り入浴は13:00～14:00のわずか1時間に限られていて、しかも不定休なので事前に電話確認をしてから訪れることをお勧めします。
 

本館は木造三階建てで情緒たっぷり

湯之島館の顔でもある本館は、昭和6年に建てられた木造三階建の建物。時を経てしっとりとした風格を漂わせています。お風呂は男女別に展望大浴場と露天風呂がひとつずつ。源泉を所有しているため、客室内の内湯も含めてすべて天然温泉を使うという贅沢さ。

岩組みの露天風呂に浸かれば、遥か遠くに山並みを見晴らし。解放感抜群！　湯はpH8.9のアルカリ性単純温泉。肌にとろりとまとわりつくような質感で、肌に染み入っていくのが分かります。大浴場も全面ガラス越しに山並みが見えて、気持ちのよい湯浴みができました。とはいえ、宿泊してみたかったのが本当のところ。いつかまた来よう！　と心に誓いました。

「湯之島館」
・住所：岐阜県下呂市湯之島645番地
・地図：Yahoo!地図情報
・TEL：0576-25-4126
・宿泊料金：1室2名利用で1泊2食18,350円～（税サ込）
・交通（電車）：JR下呂駅からタクシーで5分

いかがでしたか？ 湯めぐり手形を利用できる旅館は他にもいろいろあるので、好みに合わせて訪れてみるといいでしょう。ただし利用可能な時間帯が宿によって異なるので、事前に調べてから訪れることをお勧めします。次回は下呂温泉のなかでも、ひとり泊まりOKの宿を見つけましたので、そちらをご紹介したいと思いますので、お楽しみに！