Flash/ActionScript

ランダム関数でおみくじを作成!(2ページ目)

ランダムな整数を出力し、おみくじを作成します。Math.random()、Math.floor()の二つの関数をマスターし、今年の運勢を占ってみましょう。

執筆者:渡辺 大介

ランダム関数を使用する

レイヤーを作成する
1.一番上のタイムラインに戻ります。レイヤー「おみくじ」の上に新規レイヤーを作成し「アクション」と名前を付けます。

ActionScriptを記述する
2.レイヤー「アクション」の1フレーム目を右クリックし「アクション」を選択してください。以下のActionScriptを記述してください。
stop();
これにより、このムービーを再生したときに1フレーム目で再生が止まった状態のままになります。

おみくじボタンにActionScriptを記述する
3.レイヤー「おみくじ」の1フレーム目に配置されているボタンシンボル「おみくじボタン」を右クリックし「アクション」を設定します。

4.スクリプトアシストをオフにし以下のActionScriptを記述してください。
on(release){
	gotoAndStop(Math.floor((Math.random()*4)+2));
}
この式を分割して説明します。
on(release){
	gotoAndStop(移動したいフレーム);
}
「on(release){}」でクリックされたとき「{ }」の中を実行する。「gotoAndStop()」は「( )」の中のフレームに移動して再生を停止するというのは以前登場しました。
2~5フレーム目がおみくじの結果画面になっているので、「( )」の中は2~5の整数が入力されれば良いです。そこで、「Math.random()」と「Math.floor()」という二つの関数を使用します。

X = (Math.random()*4)+2;
「Math.random()」は0以上1未満の数値をランダムに出力する関数です。実際は「0.858065959531814」といった少数が出力されます。これに4をかけることで0以上、4未満の数字が出力されます。更に2を足すことで、2以上、6未満の数値を得られます。
Y = Math.floor(X);
先程出力した数値を「Math.floor()」は小数点以下を切り捨てるという関数です。これを小数点以下を切り捨て2~5までの整数を得ることができました。


これでおみくじの完成です。今年の運勢はどうでしたか?

完成したファイルをダウンロード

今回解説した「Math.floor((Math.random()*整数の個数)+最小の整数)」というのは公式的にあらゆる言語で使用されています。フラッシュゲームを作成するには必須ですので是非マスターしてください。
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