今月は携帯Flashである「Flash Lite」について掘り下げます。第一回はFlash Liteコンテンツを作成する上で知っておきたい基礎知識をお届けします。
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今さら聞けない!Flash Liteの基礎知識。

Flash Lite対応機種を見極める

もし仕事で「携帯サイトにFlashコンテンツを導入しよう」という話があれば、どのバージョンを提案しますか?理想は複数バージョンを用意してキャリア・機種ごとに振り分けることですが、限られた時間と予算の中ではなかなかそうもいかないと思います。では、どのバージョンにするかですが、私なら「Flash Lite2でいきましょう!」と言いそうなものです。

携帯でのプラグイン普及率は端末の普及率に準じます。あくまで私の場合なのですが、ふたつ折携帯電話は1年で折れます…。物持ちの良い方でも携帯電話を5年も使われる方は少ないのではないでしょうか?Flash Liteの初代とも言える「Flash Lite1.0」は6年前の2003年にデビューしていますから、現在稼働中のほぼ全ての携帯をカバーすることが出来る時代となっています。

しかし、Flash Lite1.0と言えば、以前もご紹介したようにActionscriptはFlash4相当と限定的な機能のみを持ったもので、このサイトでご紹介しているようなインタラクティブかつグラフィカルなFlashコンテンツを作成することは困難でした。更に言うと、Actionscriptと言っても現在のような言語ではなく、全く別物とも言える程の違いがあるものです。

そこでFlash7相当の機能を有する「Flash Lite2.0」が2006年より「au」と「ソフトバンク」端末から発売されました。この時点で今から2年前ですから十分企業サイトでも採用を検討できる普及帯の製品と言えます。このまま順調に「ドコモ」からも端末が出て今頃はFlash Lite2.0がスタンダードな時代になっていた…はずでしたが、ドコモよりFlash Lite2.0端末が発売されることはありませんでした。そして時が流れ2007年11月、初のFlash Lite3.0端末はドコモより発売されたというのがここまでの流れです。2009年2月現在では、Flash Lite3.0を実装している携帯端末はドコモのみと考えて良いでしょう(ソフトバンク等極一部の機種に採用されている例はあります)。

最初に私が言った「Flash Lite2.0でいこう」というのは、2年以上導入から経過している「au」と「ソフトバンク」端末はまず問題なく、互換性のある「ドコモ」のFlash Lite3.0端末も1年経っているし今から作るならという判断です。正直、Flash Lite1.0時代のコンテンツでは力不足ですが、最新のFlash Lite3.0ではドコモしか使えない。ドコモの旧機種ユーザは犠牲にはなりますが、最大公約数にFlashコンテンツというメリットを十分発揮した上でリーチするのに「Flash Lite2.0」は今、丁度よいバージョン選択と言えると思います。これはActionscriptを有効に利用することを前提とした考え方なので、単純にアニメーションを再生するのみならFlash Lite1.1で十分という考え方もありますね。やりたいこと、公開する場所等からベストなバージョンを選択しましょう。

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