個性派ピザを次々開発。東海地方限定の
宅配ピザチェーン、アオキーズ・ピザ

春に静岡で開かれたB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」が大盛況だったように、最近、その土地土地ならではのローカルフードへの注目が高まっています。名古屋でも味噌カツやうなぎのひつまぶしの人気店は、行列も珍しくない盛況ぶり。手羽先、あんかけスパ、台湾ラーメンなどもすっかり市民権を得ています。

さて、今回はちょっと意外な名古屋圏限定グルメを紹介します。アオキーズ・ピザのユニークなご当地ピザです。

アオキーズ・ピザは名古屋に本社を置く宅配ピザチェーン。愛知・岐阜・三重の東海3県および静岡に76店舗(2007年7月現在)を展開しています。

同チェーンの一番の特徴は個性あふれるオリジナルピザ。その象徴がテリヤキチキン・ピザ。今でこそどのチェーンも採用するポピュラーな一品となっていますが、これを初めて考案・商品化したのがアオキーズ・ピザなんです。発売は1989年。和風テイストのテリヤキチキンとピザの組み合わせは、当時は非常に画期的でした。意外なほどマッチするその味わいはじわじわとファンをつかみ、今や同チェーンの堂々たる人気No1メニューとなっています。

名古屋名物が一堂に会するご当地ピザ「大名古屋セット」

大名古屋セット
大名古屋セット。写真はLサイズ3600円。Mサイズ2400円もあり
そのチャレンジングで大胆なメニュー開発力、そして地元・名古屋への郷土愛が注ぎ込まれたのが、その名も「大名古屋セット」です。

これは1枚のピザに、味噌カツ、海老フライ、あんかけ、肉味噌といったこの地方ならではのローカルテイストがトッピングされた一品。サイドメニューとしてもれなくあまから手羽がついてくるのも泣かせます。

「発売は2年前ですが、当初はあんかけの他はナポリタンなど、比較的オーソドックスなトッピングだったんです。もっと名古屋色を打ち出そうと、今年1月にリニューアルし、味噌カツや海老フライなどを新たに取り入れました」と本部の浅野博之さん。

ネーミングも見た目もかなりベタ。果たしてこの4種類のトッピングはそれぞれの名古屋グルメの魅力を再現できているのか、そして何よりピザに合うのか? 早速実食してみることにしました。

味噌カツやあんかけとピザの相性は? 
驚きの連続の実食レポート

味噌カツトッピング
意外とイケる!味噌カツのトッピング
まずは味噌カツ。イタリア人もびっくり!の大胆コラボです。正直、これが一番不安だったんですが、少し甘めでコクのある味噌は意外やチーズとの相性バッチリ。カツは衣が結構カリッとして食べ応えがあります。

海老フライはLサイズだと3尾も乗ってボリューム感たっぷり。タルタルソース、ダブルチーズのまろこってりな組み合わせもよく合います。

個人的に一番のヒットだったのがあんかけ。とろみの中で自己主張するピリッとしたスパイシーさは、なるほどあんかけソース。あんかけスパに欠かせないソーセージのトッピングもナイスチョイス。ピーマンで苦味のアクセントを付けているのは、あんかけスパが実はオジさんに人気があることを踏まえてのことでしょうか。地元ならではの細かいこだわりが心憎いばかりです。

ピザ生地
ピザのはしっこのエッジの中にもたっぷりチーズが入っている
肉味噌は、味噌=名古屋グルメの王道、玉子=名古屋コーチンということでしょうか(もちろん玉子は名古屋コーチンじゃありませんが)。他の3種類と比べるとインパクトにはちょっぴり欠けますが、味噌味の肉そぼろはチーズともマッチし、これはこれで結構イケるジャパニーズテイスト・ピザです。


サイドメニューには手羽先が。旅行者はホテルで注文も

あまから手羽
あまから手羽は大名古屋セットLサイズに8本、Mサイズに4本ついてくる。単品で注文の場合は5本420円、10本780円
そしてサイドメニューのあまから手羽。居酒屋の手羽先よりもマイルドで万人ウケする味つけ。身つきのいい手羽を使っているので食べ応えは十分。フライドチキンや唐揚げに比べて油が少なそうですし、これまたなかなかのヒットです。レギュラーのサイドメニューなので、大名古屋セット以外のピザとも組み合わせられます。


名古屋を訪れたのになかなか名物を食べに行く時間がない、あるいは何を食べたらいいか迷ってしまう‥‥という方は、この1枚で名古屋名物をまとめて味わってみてはいかがでしょう? 市内ならほとんどのホテルに配達可能。メニューを置いてあるホテルもあります。名古屋グルメらしいミスマッチの妙を大いに楽しんでみてください。

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