名古屋の観光・旅行/名古屋グルメ

名古屋メシのルーツ。八丁味噌の郷・岡崎(3ページ目)

名古屋グルメに欠かせない赤味噌。その代名詞・岡崎八丁味噌の醸造元「カクキュー」「まるや」は観光スポットとしても魅力満点。味噌蔵見学を目玉に、家康の故郷・岡崎観光を!

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

ボランティアガイドで関心深まる岡崎城

ボランティアガイド
岡崎公園をガイドが無料で案内
市内の観光スポットの代表が岡崎城。味噌蔵からもすぐ近くです。

ここで利用したいのがボランティアガイド。正面入口の大手門の裏に受付所があり、ボランティアスタッフが天守閣を中心に整備された岡崎公園内を案内してくれます。


ザ・公園
日本の公園のスタンダードは岡崎にあり(?)
「現在の天守閣は昭和34年に再建されたもの。明治維新後に城の取り壊し令が発せられたんですが、真っ先に取り壊されたのが岡崎城だったんです。家康生誕の地ということから、徳川幕府の象徴ととらえられ、すぐさま壊されたのでしょう。戦災で焼失したならいたしかたありませんが、わざわざ壊されたと言うのは何とももったいない。残っていれば国宝にもなっていたはずです」

「ここに『公園』とだけ刻まれた石碑があるでしょう。ここは愛知県下でもおそらく初の公園として整備されました。他に公園などなかったため、ただ『公園』とだけ記されたのです」


岡崎城
岡崎城天守閣の石垣。下の黒ずんでいる部分がオリジナル。上は昭和の再建時に新たに積み上げられた
「天守閣の土台の石垣を見てみてください。途中から石の色が変わっているのが分かるでしょう。あそこから上は、昭和34年の再建時に新たに積み上げたもの、下は江戸以前の創建当時から残っているものなんですよ」
などなど、楽しい歴史秘話をあれこれ聞かせてくれます。

所要時間は30分もしくは1時間。毎日随時対応してくれ、スタッフが空いていれば飛び込みでもOK。ただ眺めて回るよりも、城や家康公、そして岡崎の町への関心が深まります。

家康の故郷にして八丁味噌のルーツ。名古屋文化の礎はまさに岡崎にあり。お城探訪、味噌蔵巡りで、この地方の文化・伝統への興味をより深めてみてはいかがでしょう。

■ 岡崎城
・ 住所:愛知県岡崎市康生町561番地 岡崎公園内
・ TEL:0564・22・2122
・ アクセス:名鉄東岡崎駅もしくは岡崎公園前駅から徒歩15分、東名高速岡崎ICから車で約10分
・ 時間:9時~17時
・ 料金:大人(中学生以上)200円、小人(5歳以上)100円、三河武士のやかた家康館共通・大人350円,小人200円
・ Yahoo地図情報

■ 岡崎観光ガイド
・ 実施日:4月1日~11月30日(8月13日~15日はお休み)
・ 時間: 9時30分~15時(受付は14時まで)
・ 集合場所: 岡崎公園大手門裏の観光ガイド案内所
・ 申込方法:TELかFAX
・ TEL・FAX:0564・23・3751

■ 岡崎市観光協会
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