ヨソにはない展示、動物がいっぱい
シークレットガイドも楽しみ
他にも、サルたちに最も適した環境で飼育展示する工夫が随所に見られます。自然の谷を活かしたモンキーバレイ。人工のサル山としては日本最大。棲み家のやぐらは何とヒノキ製。 |
毎日3~5回、園内各所で行われるシークレットガイド。ゴリラが柵を登る姿が見られることも |
これは、普段はお客さんが見られないサルたちの特技や習性を飼育員のガイドつきで見られるミニイベント。モンキースクランブルのクモザルがシッポで宙吊りになりながら飼育員が投げるエサをキャッチしたり、ゴリラがエサのリンゴを求めて柵をよじ登ったり、オマキザルが器用にクルミを割ってみせたり、はたまた産まれたての赤ちゃんザルにミルクを与える様子を見られたり。
シークレットガイド・メニューには赤ちゃんザルの授乳シーンもあり |
他にも動物たちの意外な裏話やサルにまつわる紙芝居など、メニューは50種類以上。時間や場所は開催前にアナウンスされるので、園内放送を欠かさずチェックしてみてください。
また、10名以上でなら、スタッフに園内のガイドをお願いすることもOK。1名でも、ポイント毎のガイドであれば随時対応してくれます(ただし繁忙期などは対応できないこともあり)。サルたちの個性や希少性を解説してもらうことができるので、ただ眺めて見て回るよりも興味がググッと深くなるハズです。
日本で唯一の博物館登録の動物園。
サル類専門動物園は世界でも希少
ばっちりカメラ目線のチンパンジー。自然そのままの森の中で飼育している施設は世界でも珍しい |
「サルしかいないのか」なんて思うなかれ。「人間に一番近いサルだけでこんなにバラエティに富んでるのか」と、驚き・感動に出会えることは間違いありません。
ちなみに、かつてホモサピエンスという単独種だったヒトは、昨年からヒト科ヒトに新たに分類されたそうです。ヒト科にはチンパンジーやゴリラ、オランウータン、ボノボのいわゆる大型類人猿が含まれます。晴れてサルの仲間入りを果たした我らがヒト。世界中から集められた兄弟親戚たちに会いに出かけてみてください。
■ 日本モンキーセンター
・ 所在地:愛知県犬山市犬山官林26
・ アクセス:名鉄犬山遊園よりモノレールで4分、名古屋高速小牧北ICから約15分
・ TEL:0568・61・2327
・ 開館時間:平日 10時~17時(土・日祝日や季節により変動あり。HP参照のこと)
・ 休園日:12月から2月末日までの冬休みを除く毎週水・木曜
・ 料金:大人1500円、小学生800円、幼児(3歳以上)600円
・ Yahoo地図情報
※「日本モンキーセンター」は「日本モンキーパーク」内の動物園施設。併設の遊園地と合わせての総称が「日本モンキーパーク」。