ワオキツネザルが跳びはねまくるWAOランド
もうひとつ、園内でバツグンの人気を誇るのが、2005年3月に完成した
WAOランドです。
|
WAOランドにはワオキツネザル約20頭が放し飼い |
ここの主役はワオキツネザル。マダカスガル島にだけ生息し、白黒ツートンのエリマキのようなリッパなシッポが特徴的。広さ約1000平方mの島の中で約20頭が放し飼いにされています。名前にはキツネとつきますが、顔つきはネコのようでもあり、時折「ミャー」とネコに似た声で鳴くのだとか。彼らはリスザル同様に水が苦手なので、島を濠で囲んであるだけで、檻がなくても逃げ出さないそうです。
|
目の前に、頭の上に、ワオキツネザルが! |
中へ入るとまさにそこはサルの楽園。柵の上によっこらしょと腰かけているもの、木の枝にぶら下がるもの、さらにそのシッポにぶら下がるもの、そして枝から枝へジャンプするもの。中には、人間の頭を踏み台にしてぴょんぴょん飛び跳ねていくものまで。人間を怖がりもしないのですが、興味津々で近づいてくるものもいれば、まるで木の枝か何かと同じモノ扱いにするものも。こちらから直接ふれることはできないのですが、つかず離れずの関係を保ちながら、ワオキツネザル本来の表情や行動を見せてくれるのです。
|
ワオキツネザルは人間への警戒心ゼロ。目の前にどんどん寄ってくる |
WAOランドの中に入れるのは
土日およびお盆・GWなどの特定日のみ。これは、ワオキツネザルが人間に慣れてしまわないようにという配慮から。1週間たてば人間のことをきれいさっぱり忘れてしまうため、ペットになってしまうことなく、野生と同様の反応を示してくれるのだそうです。
次のページでは、モンキーパークのよりディープな楽しみ方を解説