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驚異! 噂のインド式数学とは?(3ページ目)

「インドでは20×20までの九九がある」といううわさを耳にしたことがありませんか。インド式数学では、3けた同士のかけ算さえも暗算でできてしまうのだとか。今うわさの“インド式数学”に迫ります。

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

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どんな計算でも工夫が大切!

「25×12」のような、かける数が2で割り切れる数(偶数)では、こんな計算も。

25×12
=25×(2×6)
=(25×2)×6
=50×6
=300

でも、これは日本でも「計算の工夫」という単元で学びます。インド式のすごいところは、3けたのかけ算でも工夫して計算するところ。「143×147」を例にして紹介します。
インド式かけ算の筆算は、日本とは少し違う
インド式かけ算の筆算は、日本とは少し違う

日本式のかけ算の筆算では、「143×7」、「143×4」、「173×1」とかける数をひとつずつかけていきます。インド式はちょっと違って、「14×14」を暗算で一気にやってしまうなど、簡単なところはすべて暗算でやってしまいます。インドの人は「20×20までの九九が言える」といううわさは、ここに由来するようです。

インド式数学の奥深さ

たし算、ひき算、かけ算、わり算、工夫して計算できる。今うわさの「インド式計算ドリル」(晋遊舎)
ゆとり教育では、考える力の大切さが重視されていますが、計算問題でさえも十分考える力をつけることは可能です。それに計算力は考える基礎となるもの。たかが計算、されど計算ですね。ひき算やかけ算といった計算だけでも、これだけ奥が深いんです。

今回紹介したインド式数学は、『インド式計算ドリル(晋遊舎)』という本でも紹介されています。書店では、特設コーナーが設けられるなど、今インド式数学が注目されています。乗法の公式を習った3年生にこそ、インド式数学を紹介してあげたいですね。



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インド式計算ドリル(晋遊舎)

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