インドってどんな国?
タージ・マハルが代表的建築物のインド。人口も11億を越え、超大国への道を邁進 |
「0(ゼロ)」の概念を応用したのがインドとされ、今でも数学教育に力を入れています。インドのIT技術者は、その専門性だけでなく英語力も評価され、世界中から注目されています。
4けたのひき算もスラスラ計算
「1000-725」の計算では、「一の位の『0-5』はできないから、十の位からかりてきて……」と計算しますね。しかし、インド式はちょっと違う。まず、ひかれる数の「1000」を「1」と「999」に分けてしまいます。そして、「999」から「725」をひきます。
1000-725
=(1+999)-725
=1+(999-725)
=1+274
=275
なるほど、これだと「ひけないから、となりの位から借りてきて……」というわずらわしさがありません。
小学生の大半が、一度は繰り下がりのあるひき算でつまずくと言われています。このつまずきは世界共通のようです。ましてや4けたもあるひき算では、多くの子がつまずくのもうなずけます。例えば、「5671-1725」のひき算では、日本式の筆算で計算すると、このようになります。
日本式の筆算でも、繰り下がりのあるひき算を避けて通れない |
これだと、「11-5」や「16-7」のような繰り下がりのあるひき算が出てきてしまいます。