名所・旧跡/九州・沖縄の名所・旧跡

ドキドキの絶景へ!九重"夢"大吊橋/大分(2ページ目)

大分県の山間にある「九重"夢"大吊橋」は、日本一の高さと長さを持つ歩行者専用の吊り橋として2006年秋に開業し、大分を代表する観光地の一つになりました。吊り橋のスリル、渓谷美、そして滝の絶景が同時に楽しめる九重"夢"大吊橋をご紹介します。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

竜神伝説の残る震動の滝を望む

九重"夢"大吊橋(6)

九重"夢"大吊橋の中央部から見える風景の説明板(2007年8月撮影)

中村エリアから九重"夢"大吊橋を渡っていくと、右手に滝が見えてきます。

この滝は「震動の滝」といい、日本の滝百選にも選ばれている名滝。滝の水量が多い時、まわりを震動させるほどの音を響かせたことから、この名がついたと言われています。
九重"夢"大吊橋から震動の滝を望む(1)

九重"夢"大吊橋の中央部から望む震動の滝・雌滝と久住山(2007年8月撮影)

最初に見える滝が「震動の滝」の雄滝(落差83メートル)で、さらに歩いていくと見えるもう一つの滝が「震動の滝」の雌滝(落差98メートル)。吊り橋の中央部分まで来るとこの夫婦滝を同時に眺めることができます。滝の壮大さから竜神伝説が語り継がれていると言うのが納得できる眺めです。

また雄滝の背後には、標高1,745メートルの三俣山や標高1,787メートルの久住山などからなる久住(くじゅう)連山が控えるダイナミックな風景が楽しめますよ。
九重"夢"大吊橋から震動の滝を望む(2)

九重"夢"大吊橋から望む震動の滝。左が雌滝、右奥が雄滝。水量によっては雌滝のそばに子滝が流れ落ちていることもあります(2007年8月撮影)

水量の多い時は、雌滝の右横に子滝が現れます。このあたりは九州でも屈指の紅葉の名所なので、秋が深まってくると山や谷が一面紅葉や黄葉で覆われるとのこと。素晴らしい景色が眺められそうですね。


揺れに ドキドキしながら絶景を楽しむことができる九重"夢"大吊橋のご紹介、いかがでしたか?阿蘇や黒川温泉、別府や湯布院からもそう遠くありませんので「九重"夢"大吊橋」に立ち寄ってみて下さい。

 

九重"夢"大吊橋へのアプローチ

地図:Yahoo! 地図情報
アクセス:
<鉄道>
JR九州 九大線(ゆふ高原線) 豊後中村駅または豊後森駅より日田バス 九重登山口行きまたは牧ノ戸峠行き(1日7往復)に乗車し、大吊橋中村口バス停下車。
豊後中村駅には博多と由布院、別府を結ぶ特急「ゆふ」号と普通列車が停車します。普通列車も含めて停車本数が少ないので、利用時には時刻の確認が必要です。

<高速バス>
博多駅交通センター、西鉄天神バスセンターから大分行きの高速バス「とよのくに」号の各停系統または由布院行きの高速バス「ゆふいん」号に乗車し、九重インターバス停下車。
九重インターより日田バス 九重登山口行きまたは牧ノ戸峠行きに乗車し、大吊橋中村口バス停下車。

<車>
大分自動車道 九重インターチェンジより、国道210号線を久留米方向に右折して、すぐ九重町役場の前を通る県道へ左折。
JRの踏切を越えて"四季彩ロード"へ入り、突き当たりを筌ノ口温泉郷方面へ左折し、県道40号線を左折。各所に出ている案内に従うと中村エリアの駐車場に入れます。
周辺の道路が広くないので、観光客が集中すると渋滞しますので時間に余裕を持ってお出かけ下さい。
中村エリアが混雑している場合は、各所に出ている案内に従って北方エリアの駐車場にまわる方法もあります。
国道210号線から県道40号線に直接入る"九酔渓"ルートもありますが、急カーブが続く道のため、距離は長くなるものの四季彩ロードの方が走りやすいです。

やまなみハイウェイからは、各所に出ている案内に従えば九重"夢"大吊橋に着きます。
九重"夢"大吊橋のWebサイトに車での行き方を示した詳しい地図が記載されていますので、確認しておくと良いでしょう。

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