今回の行き先は、【長野】 秋桜いっぱい、佐久・コスモス街道 |
コスモスの原産は実はメキシコで、日本には明治時代半ばに入ってきたという比較的歴史の新しい花なのだそうです。
今回は、日本各地にあるコスモスを楽しめる場所の中から、国道沿いに9kmもの間コスモスが咲き続けるという、1977年(昭和52年)発表の狩人のヒット曲「コスモス街道」のモデルになった信州・佐久のコスモス街道をご紹介します。
※画像は2005年9月に撮影したものです。
9kmに渡ってコスモスが咲くコスモス街道
コスモス街道を走る。佐久から群馬方向に国道254号線を走っていくと9kmに渡って両側にコスモスが咲く眺めを楽しむことができます。 |
コスモス街道という名前で知られているのはその中の佐久市内山地区の一部で、全長9kmに渡って道の両側にコスモスが咲きます。
コスモス街道にコスモスが植えられたのは1972年(昭和47年)のこと。地元の老人クラブがボランティアでコスモスを植えたことがきっかけです。今では毎年9月に地域ぐるみのイベントとして「佐久高原コスモスまつり」が行われます。
コスモス広場でコスモスを眺める
コスモス広場にて。右奥にあるのが展望台で、コスモスが群生する畑を見下ろすことができます。 |
このコスモス畑には展望台があって、上からコスモスを眺めることもできます。コスモスの背が意外と高いので、畑の中の通路を歩いているとちょっとした迷路に迷い込むような感覚に陥りますね。
ポニーの乗馬体験では、子供を乗せてコスモス畑をくるっと一回りします。 |
このコスモス広場から国道254号線をさらに群馬県寄りに走り、内山トンネルの手前から旧道経由で妙義荒船スーパー林道の入口近くまで走ると、内山牧場の大コスモス園(Yahoo! 地図情報)があります。こちらは3ヘクタールの放牧地に10万株のお花畑が広がります。時間のある方は足を伸ばしてみるのもいいですね。
佐久の名物料理、鯉料理を食す
佐久の名物料理である鯉料理。鯉の洗い(刺身)、鯉の筒切りを信州味噌で煮込んだコイこくがメインです。 |
佐久の名物料理は佐久鯉料理。鯉はちょっと珍しい食材ですね。江戸時代に大阪から持ち込まれたという鯉を水田で養殖しているとのこと。佐久市内には鯉料理を出すお店が何軒もあり、ガイドも鯉料理を頂きました。
鯉の洗い(刺身)は独特の歯ごたえを感じましたし、「コイこく」と呼ばれる鯉の筒切りを信州味噌で煮込んだ料理は体が温まるものでした。他にも鯉料理はいろいろバリエーションがあるそうですよ。
皆さんも秋らしい景色が楽しめる名所、コスモスが咲き誇る佐久のコスモス街道へ、ふらっと出かけてみませんか?
佐久・コスモス街道へのアプローチ
<JR>
JR東日本 長野新幹線 佐久平下車、小海線に乗り換えて 中込駅下車。
中込駅から千曲バス 初谷行きで内山コスモス街道方面に行けますが、平日1日6往復、土休日2往復と少ないのでタクシーで行くのが無難です。
<高速バス>
池袋から佐久・臼田行きの高速バス(千曲バス、西武高原バス共同運行、1日4往復)で中込橋場・駅入口下車。中込駅からタクシー利用。
大阪、京都からは軽井沢行きの夜行高速バス「千曲川ライナー」(千曲バス、近鉄バス共同運行)で佐久平駅下車。
佐久平からは<JR>のルート利用。
上信越自動車道 佐久インターチェンジから中込・佐久穂方面に向かい、中込から国道254号線で内山・群馬県境方面へ。佐久インターチェンジから約20km。
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