名所・旧跡/関東の名所・旧跡

横浜・山手の西洋館めぐり【神奈川】(2ページ目)

2009年に開港150周年を迎える横浜。外国文化にいち早く触れた横浜の街には異国情緒豊かな場所が数多くあります。そんな中から山手の西洋館をふらっとめぐってみましょう。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

日本初のキリスト教会が前身のカトリック山手教会

カトリック山手教会
カトリック山手教会。日本で初めてのキリスト教会堂・横浜天主堂が前身です。
イタリア山庭園を後にして山手本通りを港の見える丘公園に向かって歩いていきます。たくさんの学校が建ち並ぶ中にひときわ目立つゴシック建築の教会は「カトリック山手教会」(地図:Yahoo! 地図情報)。

開港3年後の1862年に建てられた日本初のキリスト教会堂・横浜天主堂が前身で、今の場所に移築された後に関東大震災で壊れたものの、再建されて今に至ります。残念ながら中を見学することはできませんが、外からでも重厚な感じが良くわかりますね。

3軒の洋館がある元町公園

ベーリックホール
ベーリック・ホール。他の洋館にはあまり見られない形の3連アーチの正面や窓が印象に残ります。
カトリック山手教会からさらに山手本通りを歩くと元町公園(地図:Yahoo! 地図情報)に到着。ここには3軒の洋館があります。

手前にあるのが1930年(昭和5年)に建てられた「ベーリック・ホール」。イギリス人貿易商ベリック氏の邸宅で、1956年から2000年まではインターナショナルスクールの寄宿舎にもなっていたとのこと。正面にある3連アーチの形と少し変わった形の窓が印象に残りますね。

ベーリック・ホールのすぐ隣にある「エリスマン邸」は、1926年(大正15年)に建てられた洋館。たくさんの木に囲まれた白い洋館の2階は、横浜山手地区の資料館になっていて、当時の横浜の地図や山手地区の模型などが展示されています。

外国人向けアパートだった山手234番館

山手234番館
山手234番館。昭和初期に外国人向けアパートとして建てられました。
元町公園の3軒目の洋館は「山手234番館」。1927年(昭和2年)に建てられた外国人向け集合住宅(アパート)として建てられた建物です。2階はギャラリーになっていて、1階では山手の移り変わりを示す資料などを展示しています。
そのまま歩いていくと、もうすぐ港の見える丘公園です。次のページでご紹介します。
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