サイエンスプラザ
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風船をマイナス196度の液体窒素に漬した瞬間。このあと「あっ!」と驚くような現象がおきますが、その詳細はぜひガス科学館で! |
天然ガスについての講義のあとは、いよいよサイエンスプラザへ。こちらはエネルギーのことを楽しく遊びながら学べるというもので、たとえば「実験ステーション」というコーナーでは、色んな物体をマイナス196度の液体窒素につけるとどうなるのか?という実験を行います。風船やボールを液体窒素に浸すと「なんと!?」というような常識では考えられないような摩訶不思議な現象が起こって驚かされます。
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ぷかぷかと空中に浮かぶシャボン玉です。「こういうユニークな授業をもっと学校でやってくれていたら理科に興味を覚えて賢くなったのに…」と思わずにはおれません。 |
「落ちないシャボン玉」というコーナーでは、盥の中にドライアイスがあって、そこにシャボン玉を吹きつけても、なぜかシャボン玉が落下しません。これは要するにドライアイスからは二酸化炭素が発生するわけですが、二酸化炭素は比重が重い気体なので盥の中に充満してしまい、シャボン玉(空気)は二酸化炭素よりも比重が軽い気体なので沈まない(=二酸化炭素の上に浮く)わけです。理屈ではわかっても、実際に空中にプカプカ浮くシャボン玉を見ると、なかなか衝撃的です。
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バルーンサーカスです。スイッチを押すとバーナーの火がついて、ゆっくりとバルーンが上昇していきます。熱気球が飛ぶ原理がよくわかります。 |
この他にも、空気は暖められると周りの空気より軽くなるという現象を利用する「バルーンサーカス」や、4名の宇宙人が地球環境にまつわるクイズに答えて、誰の答えが間違っているかを当てるゲーム「スタジオスペースQ」、マジックビジョンの中に入って原始人と一緒に、人類が使用してきたエネルギー資源の変遷について勉強する「エネルギーマジカル劇場」などなど、多彩なコーナーがあって決して飽きさせません。
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「スタジオスペースQ」です。子供たちには大人気のコーナーとか。宇宙人の人形が妙に精巧で、よく出来ています。 |
「産業観光」というと多少、お堅いイメージがあるのですが、ガス科学館はむしろ面白すぎるぐらい面白いミュージアム施設でした。小学5年生を対象にして作られているそうですが、大人でも思わず童心に帰って遊べます。ぜひ一度は体験して欲しい施設です。(※大阪ガス(株)ガス科学館では、毎月、第2・第4土曜日(年末年始・祝日・設備点検を除く)に「ファミリー見学会」を催しています。お申し込みについては以下のデータをご参照ください。)
<DATA>
■大阪ガス(株)ガス科学館
ファミリー見学会 お申し込み方法
○所在地:大阪府高石市高砂3-1
○実施日:第2・第4土曜日(年末年始・祝日・設備点検を除く)
※イベント等により見学会ができない日もございます。
ご了承ください。
○所要時間:約2時間
○開始時間:午前10:00~12:00
午後13:30~15:30
※1日2回のみの開催です。
○お申し込み・お問い合せ:072-268-0071(完全予約制・フルアテンド制)
○アクセス:JR羽衣線東羽衣駅
または南海本線羽衣駅から自動車で約15分
阪神高速湾岸線浜寺(北方面)
または泉大津(南方面)出口から約10分
○地図:
Yahoo!地図情報
○HP:
大阪ガス ガス科学館