だまされたと思って暖かい服装を用意して!
夏の真っ只中でも、秋物の上着が必要なほど涼しい(寒い)こともあります。8月12日撮影 |
ここで例えば20℃そこそこの数字が並んでいたら、大げさなくらい暖かい服装を用意してください。日本では暑い夏の真っ只中ですから、数字を見て頭では涼しいと分かっていても、セーターを手に取るのはなかなか難しいことだと思います。でもここはだまされたと思って、カーディガンや厚手の上着(秋物)を持っていくようにしてください。20℃前後でペラペラの上着では寒いので、秋物が必要です!
30℃前後の数字が並んでいる場合は、滞在中ずっと暑い可能性が高いので、秋の服装を用意する必要はありませんが、それでもセーターかカーディガンを1枚は必ず持ちましょう。昼間は暑くても朝晩は驚くほど冷え込むことが多いからです。夜でも半袖で歩ける日はドイツでは数えるほどしかない、と言っても過言ではありません。
予報に反して天気が急変したときは、現地で服を調達
安い服がいっぱいのファッション店「H&M」 |
「H&M(ハー・ウント・エム)」や「C&A(ツェー・ウント・アー)」は、世界(ヨーロッパ)各国でチェーン展開をしている低価格のファッション店。たとえ旅行中のためだけに買うとしても勿体なくない値段設定です。寒さが限界のとき、また秋なのに夏のように暑いというとき、その時々の気候に応じた服を手軽に買うことができます。「H&M」は若者(10代~20代)向けの物と子供服が中心、「C&A」は世代を問わないスタイルです。どちらもある程度の規模の町ならどこにでもあるので、旅行者にも利用しやすいでしょう。
ガイドも旅行中に予想外の寒さに参ってしまい、H&Mに駆け込んでスカーフを購入したことがあります。時間的に余裕がなくじっくり選んでいる状況ではなかったので、6ユーロ(約880円)くらいのものをさっと手に取り買いました。ドイツの空気は乾燥しているので、喉をやられてしまうことが多く、こちらの人は少しでも寒くなるとすぐに首回りを暖かくして喉を保護します。スカーフはかさばらないので、旅行に一枚持っていくと便利かもしれませんね。
実は、この記事を準備している間も「寒いなぁ」と思いながら、ここ2週間の秋のような日々を振り返っていたのですが、記事が完成した頃には急に太陽が顔を出し、暖かくなってきました。これから数日間また夏のように暑くなるそうです……。
この記事にとってはちょっとタイミングが悪いのですが(笑)、これがまさにドイツの天気。どう変化するか、先が全く読めないのです。急激に気候が変化したときは、「夏」や「秋」などの既存の季節概念にあまりとらわれず、そのときの状況に応じて大胆に服装を調節してくださいね。
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