夫の精子に注目しよう！

不妊の半分は夫が原因？

あなたも精子もゲンキでなくちゃ

先日、不妊治療中の妻の方々向けの講演で、「楽しいセックス・リラックスセックス」というテーマで、あまり排卵日にこだわらず、緊張しない性生活を送りましょう、と語りました。

なぜなら、恋人・夫婦仲相談所には、「赤ちゃんが欲しいばかりに、排卵日はカレンダーに花丸。その日ばかりはレバーや生卵を用意し、しようしようとせがむ妻にゲンナリ」という男性方の声が届き続けているからです。中には「セックスが終わったら、いきなり裸で逆立ちをする妻を見てひいてしまった」というエピソードもあります。

妊娠したい真摯な気持ちはわかります。でも、あまりに着床にこだわると本来のセクシーコミュニケーションがだんな様に伝わらず、「妻だけハッスル」の妙な寝室事情になってしまいます。

子どもを作りたいという願いは、そっと伝えるように

「赤ちゃんが欲しいセックス」は、だんな様のセクシー心への配慮を忘れずに。さて、不妊といえば、女性側に大変なプレッシャーを与えます。しかし、5割は男性側に原因があるのだそうです。深刻な精子問題です。お姑さんから「子どもはまだ？」とチクリと言われるという妻側の相談もあとを立ちませんが、不妊問題は妻も夫も原因を調べるというスタンスが必要です。

今回は、男性不妊専門外来をもうけておられる辻祐治先生に「夫の不妊・夫の精子」についてお話をうかがいました。最後のページには「いきのいい精子」と「貯め込んだ精子」についての深い『精子論』を書きましたので、女性も男性もじっくりお読み下さい。