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帰省ストレス緩和のための対策(2ページ目)

だんな様の実家に帰省する季節です。たまにしか会わない義兄弟たちとのコミュニケーションにストレスを感じている方はいませんか?あまり語られることのない義兄弟との上手な関係の築き方について考えてみましょう。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

言葉遣いはどうしたら?

相手を研究した後は、接触開始。
070726
「密着型家族の電話の多さも妻のストレスの一因に」
基本的にはまずは年下であっても敬語で接しましょう。フレンドリーさを演出しようといきなりタメぐちをきいたりしますと、「常識がない」とそれだけで自分のマイナスイメージになりますので、要注意。敬語から普段の言葉遣いへの切替えのタイミングも難しいところですが、まずは相手の出方にあわせましょう。相手が敬語をやめてきたら、こちらも自然と普通の言葉遣いにしていっていいと思います。ただし、くだけ過ぎて粗雑な印象を与えないように気をつけてください。また呼び方は義理弟・妹の場合「○○君」「○○ちゃん」よりも「○○さん」とした方がよいでしょう。義理兄・姉の場合は「おにいさん」「おねえさん」と呼んだほうが、名前を呼ぶよりも親しげに感じられます。タロちゃん!など兄弟だけで使っているような愛称は使わない方が無難です。


家庭により異なる兄弟の「距離感」

その家庭によって家族や兄弟の距離のとり方に差があることも、知っておくとよいでしょう。兄弟それぞれが独立、結婚した後もしばしばお互いの家を訪問しあったり、一緒に旅行をしたり、メールや電話を頻繁にしたりなど、家族ぐるみのイベントが好きなのが「密着型家庭」。それに対して、兄弟それぞれがあまり連絡を取り合わず、親族が顔を合わせるのはお正月ぐらいというのが「独立型家庭」。それぞれの家庭のタイプで、義兄弟との付き合い方も変わってきます。これについてはどちらが良い・悪いというものではなく、それぞれの家庭の特徴。「信じられなーい!」と相手のスタイルを否定したり「何で○○しないの?」などと、自分の育った家庭のスタイルを相手に押し付けないことが大事です。

よくあるトラブル例が、奥様の実家が「独立型」でだんな様の実家が「密着型」の場合。頻繁に訪ねてくる義兄弟やその家族、自分の家のごとく振舞う甥や姪の行動に妻のストレスが増大。でも夫は全く理解してくれず、妻がひとりでプッツン。こんなトラブルを避けるためには、妻があまりがまんしすぎないことです。妻にとっての、義兄弟たちとのほど良い距離感をだんな様と話し合ってみましょう。そして、たまには来訪を断ってもらったり、一族合同旅行の際には、時には夫と子どものみが参加し、妻は留守番をするなど、距離の調整を図ることが大切です。結婚生活は永遠に続きます。何十年も我慢が続くと、必ずひずみが出てきます。我慢しすぎないで自分の意志を伝える事をおそれないようしましょう。

次ページでは生理的にダメな義兄弟ともイライラせずに付き合う秘訣をご紹介

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