だんな様のおしゃれの上流化・下流化
「ちょい不良(ワル)オヤジ」を流行語にした雑誌『レオン』に代表されるような、中年男性向けのファッション誌が話題になって、ずいぶん経ちます。最近は、先月「人生最後のメンズファッション誌」「55歳以上限定!」をうたった雑誌「Z(ジー)」が創刊されるなど、団塊の世代までを含めた中高年男性マーケットに、業界は熱い注目を寄せているようです。独身の間はそれなりにおしゃれに気を遣っていた男性も、結婚後はファッションにこだわる人と、まったく服装に構わなくなる人との二極化が進行。おしゃれ界にも上流、下流の波が押し寄せています。「ワードローブ全面見直し作戦」 |
だんな様のおしゃれの上流化をするのは妻の役目です。お金をかけてというのではなく、基本の色とサイズと形を確認するだけで、めざましい進歩を見せてくれるはずです。
そこで、今回は「亭主改造計画」ならぬ「だんな様をおしゃれに変身させる方法」を大公開いたしましょう。
STEP1:まずはタンスとサイズをチェック!
「夫がおしゃれじゃなくて困る」とおっしゃる主婦の皆様。一番最近、だんな様の服を買ったのはいつですか?気がつけば1年以上スーツやワイシャツ、ネクタイなど仕事着以外の服は買っていない。買っていたとしてもバーゲンのTシャツやスーパーの衣料品コーナーにあるセーターやスラックスだけ、なんてことはありませんか?これではだんな様がイケてないのは当たり前。そこで手始めに、タンスの中身を全部出して、だんな様のワードローブを徹底チェックしてみることをお奨めします。「あれ、こんな服持ってたの?着ているのを見たことないわ!(唖然)」「うわぁ、これ、80年代の服じゃない?(爆笑)」「これじゃあ、ぜんぜんウエストが入らないじゃない!(驚愕)」などなど。間違いなくどの家庭でも、着ていない服&着られない服がドッサリ出てくることでしょう。
「これまだ着られる?」 |
まずはこの機会に、サイズが合わずに着られなくなった服は一気に処分してみてはいかがでしょうか。「ダイエットをすればまた着られるかも」などと未練がましくとっておかずに、キッパリと手放すのがポイント。また、サイズは大丈夫でも2年以上着ていない服は、今後も着ない可能性が大です。ベーシックで流行に左右されない定番モノ以外は、処分の対象に入れてもいいと思います。
このようにワードローブの大整理をしてみると、手持ちの服にどんなものがあるのか、不足しているのはどんなアイテムなのか、まただんな様の好みの色やスタイルの傾向が分かってきます。こうして足元を固めることによって、次のステップへと進むことができるのです。