ドイツ人が手がけた巨大テーマパークを公開
バンコクから南へ、車で約30分。タイ湾に注ぐチャオプラヤー川の河口一帯は、川を挟んで西側にエビの養殖場が広がり、一帯をサムッ・プラカーン県といいます。スクンビット通りが延伸する川の東側、県の東部に位置するおすすめスポットを取材しました。巨大な象のモニュメント「エラワン・ミュージアム」 |
バンコク市街から高速道路を南下。途中左手に、巨大な三つ頭の象をみることができます。グランドオープンが3年後の2012年(予定)という、エラワン・ミュージアム Erawan Museum は、「双頭の鷲」ならぬ、頭が三つの巨大な象の形をした建物で、総重量は250トン。建物内部は三層にわかれ、地階が歴史博物館、ステンドグラス吹き抜けの1階ホール階段には、ベンジャロン焼を砕いた色鮮やかな破片が埋め込まれ、天上界と呼ばれる上層部に仏像が安置されています。すでに一部見学が可能で、一般公開されています。
営業時間は8:00~17:00、入場料は大人150バーツ、子ども50バーツ。
旧きタイの美しさを再現するムアンボーラーン |
エラワン・ミュージアムから海岸の町バンプー方面へ進むと、アンシエント・サイアム Ancient Siam の看板がみえます。128万平米の巨大な敷地は、空撮するとタイの国土と同じ形をしています。この敷地内には、116ものタイ文化遺産のレプリカ。宮殿や寺院、タイ式の家、世界遺産に指定されている遺跡の数々が点在する、一大テーマパークです。園内はカートなどで廻ることができ、昔ながらの水路を再現したほとりには、レストランなども併設されています。営業時間は8:00~17:00
これらモニュメントパークは、近隣にあるキャンプ場とあわせアンシエント・シティ・グループの経営で、その創始者は在泰のドイツ人というから驚かされます。神秘性の高いタイに魅せられ、私財を投じての建立といいます。
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