今後5年間で最もビジネスがしやすい国ベスト3は?
暮らしやすい街としても上位にランクインするカナダ主要都市 |
カナダ金融市場の中枢を担うトロントをはじめ、首都オタワや、カナダ第2の都市モントリオールが位置する東部地域が、カナダ経済の中心地。ところが、在留邦人数は、圧倒的に太平洋岸に集中。ブリティッシュ・コロンビア州では、約3割がアジア系の移住者です。貿易相手国第1位は隣国アメリカ、第2位は日本です。カナダは、豊富な資源を他国に輸出し、製造品を輸入しているため、資源の乏しい日本とカナダは密接な関係にあります。連邦税(いわゆる国税)と州税の、二階建て課税方式を採用していますが、州政府の力は強く、州税の税率は、州ごとに異なります。
林業が主要産業だった北欧フィンランドだが、近年ハイテク産業に注目が集まる |
ノルウェーとスウェーデンに囲まれ、ロシアと接するフィンランドは、もともと林業と農業が産業の中心でした。ところが、近年工業化が進み、北欧随一の工業国に変貌しました。ノキアなど、世界有数の企業の成長は著しく、ハイテク国家の異名をもちます。人口比率では、フィン人が9割以上を占め、公用語は、フィンランド語のほかに、スウェーデン語も一般的に使われています。近年では、公立校でも2ヵ国語教育が徹底。高い社会福祉とハイテク産業に支えられ、国際競争力をますます強めています。首都ヘルシンキをはじめ、人口の大半が緯度の低い南部に集中。
海運の歴史がすなわち欧州の歴史ともいえる |
過去5年間に引き続き、今後の予想でも、デンマークがビジネス環境の第1位に。名実ともに、「世界で最もビジネスがしやすい国」ナンバーワンの栄誉に輝きました。イスラム教預言者の風刺漫画で、欧州とイスラム世界の、緊張関係の震源地となったデンマークですが、安定した社会と成熟した経済力がともに評価され、今回の結果となりました。
ビジネスしやすい国・ナンバーワンが「デンマーク」というのは、予想外ではありませんでしたか?
いかがでしたか、このランキング結果は?
それでは、気になる日本の順位は??>>次のページへ