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旅行会社主催海外暮らしの下見ツアーってどうよ? 現地下見ツアー200%活用術!(2ページ目)

近ごろ旅行会社が海外暮らしのための現地下見ツアーをぞくぞくと商品化。従来の、海外不動産会社が企画する物件見学ツアーとは性質も異なります。下見時のチェックポイントを押さえて、200%活用しちゃいましょう!

千葉 千枝子

千葉 千枝子

旅行 ガイド

淑徳大学経営学部観光経営学科学部長教授。中央大学国際観光コース兼任講師。NPO法人交流・暮らしネット理事長。運輸・観光全般の論評、執筆・講演、テレビ・ラジオ出演などジャーナリスト活動を行う。日本記者クラブ・日本観光研究学会会員。ファイナンシャルプランナー、総合旅行業務取扱管理者ほか有資格。

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旅行会社の下見ツアー徹底活用

スーパーマーケット
予算を立てる上でも現地の物価は気になるところ
とはいっても、旅行会社が企画・主催する現地下見ツアーは高いと考えているひとも多いことでしょう。

安心料ととるか、ノウハウ料ととるかは別として、1週間程度のプログラムなら、短期間で効率的に、しかも、実生活で必要な施設を見学することができる上、単独行動に比べて、移動のコストが抑えられ、かえって経済的だったりします。初めての訪問地であれば、観光しながら楽しく現地を知ることもできます。また何よりも、そこに暮らすというひとつの目的で集まった、仲間づくりも最大の魅力のようです。ですから、ひとり参加をするひともツアーには増えているといいます。

1週間程度のツアーが多いのは、会社を休んでも参加ができるから。駆け足で回りつつ、銀行口座の開設をしたり、ペット同伴可能な滞在施設をあたったり、物価を調べたりと、忙しいなかにもチェックポイントはたくさんあります。

現地での暮らし情報を知りたくて、「現地に滞在している日本人を個人的に紹介してほしい」というご相談をよく受けます。ところが実際には、、「暮らしを覗き見されているようだ」という理由から、敬遠するひとが多いのも実情です。
暮らしとなると千差万別。そのひとの生活水準が自分と見合わなかったからといって、それは当然なことなのです。ましてや移り住んで以降、過度に頼られてトラブルに至ったケースもあります。狭い日本人社会でいやな思いをしないよう、自己防衛しているのも当たり前のことでしょう。

このような現実下で、下見ツアーの趣旨に賛同してくれる現地在住者を招いて、現地の情報や意見交換の場を提供する下見ツアーもあります。日本人ばかりでなく、地元住人を依頼することもあるようです。
対価にみあった発見がなくては、ツアーに参加するメリットはないのです。
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