旅行会社の下見ツアー徹底活用
予算を立てる上でも現地の物価は気になるところ |
安心料ととるか、ノウハウ料ととるかは別として、1週間程度のプログラムなら、短期間で効率的に、しかも、実生活で必要な施設を見学することができる上、単独行動に比べて、移動のコストが抑えられ、かえって経済的だったりします。初めての訪問地であれば、観光しながら楽しく現地を知ることもできます。また何よりも、そこに暮らすというひとつの目的で集まった、仲間づくりも最大の魅力のようです。ですから、ひとり参加をするひともツアーには増えているといいます。
1週間程度のツアーが多いのは、会社を休んでも参加ができるから。駆け足で回りつつ、銀行口座の開設をしたり、ペット同伴可能な滞在施設をあたったり、物価を調べたりと、忙しいなかにもチェックポイントはたくさんあります。
現地での暮らし情報を知りたくて、「現地に滞在している日本人を個人的に紹介してほしい」というご相談をよく受けます。ところが実際には、、「暮らしを覗き見されているようだ」という理由から、敬遠するひとが多いのも実情です。
暮らしとなると千差万別。そのひとの生活水準が自分と見合わなかったからといって、それは当然なことなのです。ましてや移り住んで以降、過度に頼られてトラブルに至ったケースもあります。狭い日本人社会でいやな思いをしないよう、自己防衛しているのも当たり前のことでしょう。
このような現実下で、下見ツアーの趣旨に賛同してくれる現地在住者を招いて、現地の情報や意見交換の場を提供する下見ツアーもあります。日本人ばかりでなく、地元住人を依頼することもあるようです。
対価にみあった発見がなくては、ツアーに参加するメリットはないのです。