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リタイアメント・ビザの最新情報 vol.1 みんなの憧れオーストラリア

老後の希望滞在国調査で、例年、第1位にランクインするオーストラリア。ビザの数は、なんと百種を超えます。リタイアリー憧れの地オーストラリアの退職者ビザ最新情報と現地の暮らし向きを紹介します!

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

「老後を海外で過ごしたい」そんな思いのひとはきっと多いはず。そこで知っておきたいのがリタイアメント・ビザ、いわゆる退職者査証です。
憧れの地で第二の人生を!リタイアメント・ビザ最新情報の第一弾は・・
australia
大自然に囲まれたオーストラリア  リタイア後に暮らしてみたい国の人気ナンバーワンだ

オーストラリアが一番人気!

世界中のリタイアリーが憧れる国、オーストラリア。晴天率が高く、時差が少ない(-1時間)ことから、日本人リタイアリーの希望滞在国第1位にランクインされています。((財)ロングステイ財団調べ)

観光目的でオーストラリアを訪問する場合、イータスと呼ばれる電子ビザを取得します。基本的なイータスでの滞在許可期間は3ヵ月。それ以上の滞在を希望する場合は、シールタイプのビザをオーストラリア大使館査証課に申請することになります。

「滞在期間がわずか3ヵ月では不満」というリタイアリーたちは、リタイアメント・ビザ(サブクラス410)を利用します。4年間の滞在ができて、延長申請も可能(2年毎)。さらに、このビザを取得すれば、週20時間まで現地で働いて報酬を得ることができます。他国の退職者向けビザは就労ができないのが一般的ですから、年金生活者には朗報です。対象年齢は55歳以上。夫婦ふたりで申請する場合は、どちらかひとりが55歳以上であることが要件となります。

資産提示が7千万円!?厳しい財政条件

2004年1月に移民法が改正され、日本人リタイアリーに対する財政条件が引き上げられました。

具体的には、(A)夫婦合算で87万豪ドル以上の資産、もしくは(B)35万豪ドル以上の資産および年間5万2千豪ドル以上の所得証明という、(A)ないし(B)のいずれかを提示しなくてはなりません。

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憧れの街に住むためにはたくさんの条件をクリヤーしなければならない
1豪ドル80円として円換算すると、なんと!約7千万円相当の流動的な資産が必要なのです。「流動的な」ということは、銀行預金、もしくは換金性の高い有価証券などの時価評価、を意味します。
ちょっとした大金に「サラリーマンには少々高嶺の花かも?」と思いきや、このリタイアメント・ビザを取得しているひとは結構います。みなさん、お金持ち?ですね。
ちなみに、申請者の子どもがすでにオーストラリアに留学して永住権を取得している場合、財政条件が軽減されます。
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