キャラクターづけされた新世代機
まずは、新世代BDZシリーズ4機種を簡単に紹介します。なお、4機種すべてがH.264変換機能を搭載しています。これら新世代BDZの基本的な機能については、別記事「さらなる進化を続ける次世代DVD」で紹介しているので、そちらも参照してください。
さて、前世代のブルーレイレコーダーであるBDZ-V9/V7の違いは、HDD容量や多少の機能の違いでしかありませんでしたが、今回の新機種はそれぞれ、特定のキャラクターづけが行われており、ユーザーは自分の目的に合わせたレコーダーを選択できるようになりました。
機種名 | HDD容量 | 搭載デジタルチューナー | 市場価格 |
BDZ-X90 | 500GB | W | 19万円前後 |
BDZ-L70 | 320GB | W | 17万円前後 |
BDZ-T70 | 320GB | W | 15万円前後 |
BDZ-T50 | 250GB | シングル | 13万円前後 |
ソニー新BDレコーダー比較表。価格は基本的にはすべてオープン価格。 |
■ホームシアター志向の人に「BDZ-X90」
Xの名を持つ最上位機種「BDZ-X90」の特徴は、出力映像の美しさです。1080pへのプログレッシブ変換機能を持つことと、表示可能な色深度が8ビットから16ビットとなり(「DeepColor」とも呼ばれる)、色の階層をより忠実に表現できるようになりました。また、オーディオ回路も高音なものを搭載しているなど、高画質、高音質モデルに仕上がっています。
■ビデオカメラと手軽に連携できる「BDZ-L70」
「BDZ-L70」の特徴は、強力かつ簡単なハイビジョンビデオカメラとの連携機能を持つことです。AVCHD(フラッシュメモリ、HDD、8cmDVD)、HDVの同社のハイビジョンハンディカムから、ワンボタンで映像をHDDに取り込むことができる「ワンタッチダビング」機能を搭載しています。
■録画・再生を重視したスタンダードな「BDZ-T70」「BDZ-T50」
BDZ-T70、BDZ-T50はXやLのような特徴的な機能を持ちません。普通にデジタル放送TVの録画再生を目的とするスタンダードなモデルです。T70はWチューナーを搭載しているのに対し、T50はシングルチューナー搭載で、価格が安くなっています。
録画・再生を主に使うユーザー向けのBDZ-T70/T50。 |
次ページでは新世代BDZのユーザーインターフェースについて紹介します。